土合砂防堰堤(湯吹の滝)、土合橋上から滝を眺める2022。
滝をぼーっと眺める。💦
さて、やってきたところは、群馬県みなかみ町にある土合砂防堰堤です。湯吹の滝として知られる。国道291号線土合橋から水が落ちる滝を眺める事ができるよ。👀
訪問日は、2022年5月21日(土)。📷
国道291号線土合駅~谷川岳ロープウェイ土合口間にある土合橋。湯檜曽川にかかる橋、車で通ると気付かないが、橋の上からゴーっという音が聞こえるので、それで滝があるなと気付くかも。🚙
現在の土合橋は平成3年6月竣工。🔑
間近で見る滝。いゃあ、マイナスイオンを浴びる。💦
土合砂防堰堤(どあいさぼうえんてい)
【完成年】1941年(昭和16年)
【構造形式等】定半径アーチ式石積堰堤
表面雑割練石積
中理玉石コンクリート(配合 5:5)
【主要諸元】堤長 112m / 堤高 11m / 容積 1.669m3
【土合砂防堰堤建設の歴史】
土合砂防堰堤は、湯檜曽川に建設された群馬県で初めてのアーチ式堰堤で、全国的にも極めて早い時期のものです。
昭和10年の洪水により、急流である湯檜曽川は著しく荒廃状況が進行しました。このため、下流への災害を防止するべく通常砂防事業によって群馬県が築造しました。
ダムの位置は、東黒沢、西黒沢の合流点直下の岩盤が露出した狭窄部で、広い堆砂地を有する好適地となっています。この地形により、水通し幅を確保するとともに、落下水を中央に集める必要から曲線とした非常に貴重なダムとなっています。
アーチ式堰堤では、越流水が中央部に集中するので、下流部の洗掘防止のために副堰堤、水叩き等の保護工を施工するのが通例でありますが、本堰堤では、河床岩盤の状態が良好であるため、単独堰堤として施行しています。形式はほぼ半円形に近く、構造は外側に雑割石を積み、中埋めに玉石コンクリートを施工しています。
土合砂防堰堤は、令和元年度「土木学会選奨土木遺産」認定されています。✨
下を眺めると高さがあるので、ちょっと怖い。💨
土合橋、反対側(下流側)を眺める。ゴツゴツした岩に挟まれた湯檜曽川。👣
群馬県指定天然記念物
ユビソヤナギ群落
ユビソヤナギ群落は、1971年、群馬県みなかみ町湯檜曽川流域で発見された日本の固有種です。他のヤナギ同様、雄木と雌木に分かれた花粉をつけたミツバチなどが結実の仲立ちをしますが、本種の特徴は、樹皮をはがすと内樹皮が黄色であることや、雄花の2本の花糸(かし)が完全に癒着して1本になっていることなどがあげられます。
全国では、群馬県のほか東北地方(岩手・秋田・宮城・福島)などの限られた地域でしか確認されていません。また、環境省のレッドデータブックでは、緊急度が2番目に高い「絶滅危惧ⅠB類」となっています。
なお、湯檜曽川流域(土合橋先の上流域)のユビソヤナギを無断で伐採したり、採取した場合、群馬県文化財保護条例違反として、罰金または科料に処せられます。この土地で育った植物は、この土地でしか育むことができません。皆さんのご協力を心からお願いいたします。
指定年月日 平成20年3月27日 (平成20年10月設置)
土合橋から湯檜曽川沿いに、蓬峠方面への登山道(新道)がある。♿
緑の景観がいいなぁ。いつかは、ここを通って散策してみたいのだが...。👟
秋になったら木々の葉の色は紅葉になり、これまた絶景になるよ。📷
谷川岳・一の倉沢などへのハイキング・トレッキングの際に、ちょいと湯吹の滝を覗いてみてはいかがかな。🎠
と言う事で、土合橋の上から、土合砂防堰堤(湯吹の滝)を眺めたレポでした~。🐶
ちなみに、過去訪問時レポは、以下のリンク先へどうぞ。✋
- 「土合橋から湯吹きの滝を眺める2014。」...平成26年9月13日訪問。
- 「土合橋から湯吹きの滝を眺める2013。」...平成25年7月13日訪問。
「土合砂防堰堤」(湯吹の滝) 住所:〒379-1728 群馬県利根郡みなかみ町湯檜曽 (国道291号線沿い土合橋付近) アクセス:関越交通土合橋バス停下車すぐ 📖
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