須賀神社を訪れた。猿田彦神を祀る2019。
野田市にある神社。市有形文化財である猿田彦神を祀る。
さて、やってきたところは、千葉県野田市にある須賀神社です。県道17号結城野田線(流山街道)と県道19号越谷野田線の交点、下町交差点角付近に位置します。
須賀神社は、出雲国須賀の地(現在の島根県雲南市)に鎮座する大神の分魂を、災いを祓う功徳があるものとして延享2年(1745年)に野田町上町に遷し、その後、現在の地に遷し再興したものと伝えられています。
当初、町の人々から「市神」と呼ばれていましたが、明治維新後に「須賀神社」と改められました。現在の社殿は、東日本大震災により甚大な被害を受けたことを機に、平成25年に改築されたものです。
初めての訪問です。では、鳥居をくぐりましょう。
手水舎です。
参道を真っすぐ進みます。
拝殿です。まずは、参拝します。
現在の社殿には、傷みの少なかった旧社殿の向拝が改めて据えなおされており、醤油醸造が大きく成長した明治期の野田町の繁栄を今に伝えています。また、前身社殿の屋根瓦や煉瓦壁の一部も野田市郷土博物館に保管されています。
龍の彫刻、いいですね。
参拝の後は、是非、拝殿の右手奥へ行ってみましょう。
二十三夜碑や弁財天の碑などがあります。
境内の奥右隅、大きな木の下に、猿田彦像が祀られています。
猿田彦とは、ニニギノミコトが高天原から日向に降りるときに、天の八街に迎えて、高千穂峰まで案内したという記紀神話の神であり、後に庚申信仰や道祖神などと結びつきました。
この石像は、文政6年(1823年)に造立された約2mの丸彫の立像で、野田下町 杉崎弥市、中野台 戸邊豊吉、野田上町 古谷津喜兵衛ら三人の石工の手によるものです。
天狗を思わせる大きな鼻と立派なあご髭をたくわえて、杖をついて雲に乗る威容を誇っており、台座内には三猿の透かし彫りがあります。猿田彦の丸彫像は、市内ではいくつか見る事ができますが、その中でも彫刻、形容、大きさとともに優れていることから、「須賀神社猿田彦神」として平成2年3月28日に野田市有形文化財に指定されました。
とても、にこやかな猿田彦神ですね。
拝殿の真後ろには、富士塚があります。
明治時代後半に築造された旧社殿は、外観こそ壁を漆喰塗で仕上げた伝統的な土蔵造風の建物でしたが、その構造には近代建築技術を取り入れた煉瓦蔵であり、耐火性を高めるために屋根瓦の下にまで煉瓦を敷き詰めた先進的な工法が採用され、これに総欅造の良材を用いた表情豊かな獅子や龍の彫刻を施した向拝(礼拝する所)を加えて社殿としたものでした。
という事で、猿田彦神を祀る須賀神社を訪れたレポでした~。
ちなみに、ここを訪れたのは、ウォーキングイベントのコースルート上であった為。そのイベント参加レポは、「東武健康ハイキング「第373回晩秋の野田路、醤油の歴史と文化漂い歩くハイキング」に参加してきた(2018.12.01)。」へどうぞ。
「須賀神社」 〒278-0037 千葉県野田市野田31-1 東武アーバンパークライン野田市駅から徒歩約9分 茨急バス下町バス停下車徒歩約1分
« 麺丼.Dining夢者三郷店を訪れた。特製汁なし醤油を食べる2019。残念ながら2019年1月15日(火)に閉店。 | トップページ | 野田市郷土博物館・市民会館を訪れた2019。 »
« 麺丼.Dining夢者三郷店を訪れた。特製汁なし醤油を食べる2019。残念ながら2019年1月15日(火)に閉店。 | トップページ | 野田市郷土博物館・市民会館を訪れた2019。 »
コメント