駅からハイキング「初企画!4市共催 中山道上尾宿~鴻巣宿をめぐる」に参加してきた(2018.03.03)。
上尾宿・桶川宿・北本間の宿・鴻巣宿、中山道4つの宿場町をめぐってきた。
さて、やってきたところは、JR高崎線上尾駅です。駅ハイ参加の為に訪れた。今回は、2018年3月2日(金)~4日(日)開催、駅からハイキング「初企画!4市共催 中山道上尾宿~鴻巣宿をめぐる」に参加です。
改札口を出たところで受付です。
受付時に配布されたパンフレット類。今回は、4市合同なので、上尾市・桶川市・北本市・鴻巣市、各自治体の観光パンフレットがどっさりだ。近隣の伊奈町も含まれていた。
恒例の缶バッチは、115系懐かしの新潟色でした。
今回めぐる4つの宿場町の紹介。
今回は、上尾駅をスタートし、上尾宿・桶川宿・北本間の宿・鴻巣宿と中山道を北上し、ゴールが鴻巣駅となるコース。歩く距離は約15kmとロングコース。いにしえの足跡に思いを馳せながら頑張って歩きましょう!。
コースポイント個所目は、「氷川鍬神社」です。上尾駅から3分。上尾宿の総鎮守で、地元では「お鍬さま」と呼ばれて親しまれているようです。境内では梅が綺麗に咲いていますね。
祭神は、稲田姫命と豊鍬入姫命です。氷川鍬神社は、江戸時代には鍬大神宮や太神宮と呼ばれた。神社の創始は、童子が警護する御神体の入った櫃を、中山道の街道筋の人々が「鍬踊り」を踊りながら宿場から宿場へ送り継ぎ、最終的に上尾宿に鎮座したので祀ったという伝承がある。
ちなみに、ここでの詳細レポは、「上尾宿の総鎮守、氷川鍬神社を訪れた2018。」へどうぞ。
コースポイント個所目は、「屋根の鐘馗様」です。氷川鍬神社から1分。以前は屋根の上にあって裏鬼門(南西)の方をにらんでいたそうです。道を隔てて向側の井上家の鬼瓦に対峙して向かい合わせに設置されています。このような対峙は上尾特有なものだそうです。
ちなみに、ここでの詳細レポは、「中山道上尾宿脇本陣の鐘馗様を見てみた2018。」へどうぞ。
上尾駅・上尾宿界隈。中山道を北上していきます。
コースポイント個所目は、「遍照院」です。「へんじょういん」と読む。屋根の鐘馗様から9分。
遍照院は室町時代の応永元年(1394年)に開山された。日乗山秀善寺遍照院と号す。真言宗智山派の寺院である。
御本尊は大聖不動明王です。罪業が深く教化しがたい衆生のため怒りの姿に化身して救道するとされ、諸願を成就し、災害を除き、財宝をえしめる仏として厚く信仰されています。
孝女お玉の墓です。お玉は越後の国の貧しい家に生まれ、親の生活を楽にしようと11歳のときに武蔵国上尾宿の大村楼に身を売りました。生まれつきの美貌と賢さでたいへん評判になりましたが、病に侵され20歳という若さでこの世を去りました。大村楼の主人が、お玉の孝行心に心を打たれ、手厚く葬ったとされています。
上尾のボランティアスタッフの方に詳しくお話してもらえました。
ちなみに、ここでの詳細レポは、「上尾の古刹、遍照院を訪れた2018。」へどうぞ。
明治27年創業の上尾の酒蔵「文楽」がありました。
桶川市・中山道桶川宿界隈に入った。
コースポイント個所目は、「島村家住宅土蔵」です。遍照院から44分。桁行六間、梁間三間の木造三階建ての土蔵で、江戸時代後期の天保7年(1836年)の建築と伝えられています。島村家は中山道桶川宿の本陣近くに店を構えた穀物問屋木嶋屋の総本家である。
入館料100円支払い館内を見学してきました。桶川の豪商だけに、いろいろな歴史物が多く収集されているよ。
土蔵の屋根の両端にある鬼板には当時の屋号の一字をとった「木」の字が刻まれています。
館内の見学には、ボランティアスタッフの方がつきっきりでガイド案内して貰えました。最後に階段を上り、この鬼板も見させてもらえました。
ちなみに、ここでの詳細レポは、「島村家住宅土蔵を見学してきた2018。」へどうぞ。
コースポイント個所目は、「矢部家住宅」です。島村家住宅土蔵から2分。桶川宿で唯一現存する土蔵造りの店蔵。
文庫蔵は、鬼瓦の上から棘状の棟飾りがあります。「烏」または「烏おどし」とも呼ばれ鳥よけと言われています。
桶川宿本陣遺構です。県指定文化財。
コースポイント個所目は、「中山道宿場館」です。矢部家住宅から2分。中山道宿場館は、桶川市の宿場情報や市内の史跡・観光情報の案内を行う。さらに、中山道の色々な情報も扱っている桶川の案内所だ。
館内では、雛飾りの展示がありました。お雛様とお内裏様をはじめ、雛飾り一式揃っています。
ちなみに、ここでの詳細レポは、「中山道宿場館のおひなさま2018。」へどうぞ。
北本市・中山道北本宿界隈に入りました。
コースポイント個所目は、「おしゃもじ様」です。中山道宿場館から30分。子供が病気(百日咳や、はやり風邪)になると、ここへお参りして帰りにおしゃもじを一本お借りして、帰ります。そのおしゃもじを使ってご飯を盛り、病気(百日咳や、はやり風邪)が治ると、お借りしたおしゃもじに、さらに新しいものを一本付けて、お返ししました。
そのおしゃもじさまは高崎線のそばにありましたが、高崎線が複線になる時、山林の中に移設されました。お参りするには非常に不便になりましたので、戦後(太平洋戦争)、現在の地に移しました。
ちなみに、ここでの詳細レポは、「二ツ家稲荷神社を訪れた。おしゃもじ様を祀る2018。」へどうぞ。
コースポイント個所目は、「ムクロジ」です。おしゃもじ様から31分。多聞寺の境内にムクロジ科の落葉喬木であるムクロジがある。ムクロジを漢字で書くと「無患子」である。
ムクロジは、樹高17m、目通り4.2m、根回り7.8m、枝張り15.76mの巨木だ。樹齢約200年で埼玉県指定の天然記念物です。
いゃあ、とにかく太い幹だなという印象。今3月は枝だけだが、6月下旬には淡い緑色の花が咲きます。
ちなみに、ここでの詳細レポは、「多聞寺を訪れた。天然記念物のムクロジを眺める2018。」へどうぞ。
コースポイント個所目は、「東間・浅間神社」です。ムクロジ(多聞寺)から10分。
鳥居をくぐり真っ直ぐ参道を進む。階段を登った山上に拝殿がある。
江戸中期、富士山信仰の広まりにより富士塚として築かれた山の上に社殿を建てた。赤ちゃんの成長を祈願する初山参りが行われます。
ちなみに、ここでの詳細レポは、「東間浅間神社を訪れた2018。」へどうぞ。
鴻巣市・中山道鴻巣宿界隈に入りました。鴻巣市は人形の町。広田屋など人形店がいくつかあります。
コースポイント個所目は、「鴻巣市産業観光館「ひなの里」」です。東間浅間神社から27分。
施設内では、ひな蔵特別展が開催されていました。鴻巣びっくりひな祭りのサテライト会場の1つである。
こちらは、御殿飾りです。
こちらは、祭り山車人形雛・五人飾りです。
竹に入った雛飾り。
蔵の中の吊るし雛。
花に囲まれた雛飾り。見事な雛飾りである。
ちなみに、ここでの詳細レポは、「鴻巣市産業観光館「ひなの里」にて、ひな蔵特別展・雛飾りを鑑賞する2018。」へどうぞ。
コースポイント個所目は、「勝願寺」です。ひなの里から6分。「しょうがんじ」と読む。関東十八檀林(僧の学問所)の一つに数えられる。徳川家康が鷹狩りで鴻巣を訪れた際、ここ勝願寺を立ち寄っていたようです。円誉不残上人に感銘を受け、徳川家康より将軍家の「葵紋」の使用を許可されました。
こちらには、真田小松姫の墓・真田信重の墓・伸重の宝の墓・仙石秀久の墓があります。
小松姫は本田忠勝の娘で、家康の養女となり、真田信之の嫁となる。平成28年(2016年)のNHK大河ドラマ「真田丸」では、真田幸村(堺雅人さん)の兄・真田信之(大泉洋さん)の嫁・稲(吉田羊さん)が小松姫である。
こちらは、仁王門です。立派な威厳ある門ですね。
仁王門の両端には、仁王像が安置されている。実はこの仁王像、高さ的に入りきらず、少し足の部分を切っているとの事。ちょっと短足な仁王像となっている。
ちなみに、ここでの詳細レポは、「勝願寺を訪れた2018。」へどうぞ。
コースポイント個所目は、「エルミこうのす」です。勝願寺から10分。ここでは、鴻巣びっくりひな祭り2018が開催中でした。2階建ての高さまであるピラミッドひな壇は、いつ見てもすごいね。
鴻巣びっくりひな祭り、メインのひな壇は、31段あり高さは7mもある。ピラミッド型のひな壇としては日本一だ。
ひな人形は何体飾られているかというと、ピラミッドひな壇には1831体、ステージ上の飾り492体あります。サテライト会場を含め全体合計で約1万体のひな人形が飾られています。
今度は下から眺めてみた。見上げないとてっぺんが見えないよ。
ひな人形は市民から集めてきたもので、それらをボランティアの方々がひな壇に設置されているそうだ。
お内裏様とお雛様~♪。
ひな壇の前で、ステージ演奏がありました。
ちなみに、ここでの詳細レポは、「鴻巣びっくりひな祭り2018、ひな人形で飾る日本一高いピラミッドひな壇を見てきた。」へどうぞ。
ゴールとなる鴻巣駅に到着しました。ふぅ~、今回は歩き疲れたなぁ。
上尾駅をスタートしてから、鴻巣駅にゴールするまで、6時間9分かかりました。
鴻巣駅コンコースには、鴻巣びっくりひな祭りの幕が掲げられている。
駅構内には、ひな人形花飾りが展示されていた。さすが、鴻巣は人形の町・花の町である。
帰りも高崎線で。
今回は、上尾駅から鴻巣駅までと4市合同開催は初との事。宿場町、昔からの繁栄が分かったウォーキングでした。久しぶりロング距離で足が疲れたな。
という事で、駅からハイキング「初企画!4市共催 中山道上尾宿~鴻巣宿をめぐる」に参加してきたレポでした~。
ちなみに、訪問個所詳細レポは、以下のリンク先へどうぞ。
- 「上尾宿の総鎮守、氷川鍬神社を訪れた2018。」...祭神は稲田姫命と豊鍬入姫命。
- 「中山道上尾宿脇本陣の鐘馗様を見てみた2018。」...火災除けの為に屋根の上に鐘馗様を設置。
- 「上尾の古刹、遍照院を訪れた2018。」...家光より20石拝領、上尾市の中で1番朱印地を領した。
- 「島村家住宅土蔵を見学してきた2018。」...カラー版画刷りの江戸時代の百科事典も展示あり。
- 「中山道宿場館のおひなさま2018。」...雛飾りの特別展示がありました。
- 「二ツ家稲荷神社を訪れた。おしゃもじ様を祀る2018。」...子供の病気を治す神様を祀る。
- 「多聞寺を訪れた。天然記念物のムクロジを眺める2018。」...樹齢200年の天然記念物。
- 「東間浅間神社を訪れた2018。」...富士山信仰で初山参りが行われる。
- 「鴻巣市産業観光館「ひなの里」にて、ひな蔵特別展・雛飾りを鑑賞する2018。」...御殿飾りに吊るし雛などが展示。
- 「勝願寺を訪れた2018。」...徳川家ゆかりの寺で小松姫の墓がある。
- 「鴻巣びっくりひな祭り2018、ひな人形で飾る日本一高いピラミッドひな壇を見てきた。」...日本一の高さのピラミッドひな壇です。

JR東日本・駅からハイキング「初企画!4市共催 中山道上尾宿~鴻巣宿をめぐる」 開催期間:2018年3月2日(金)~4日(日) 所要時間:約5時間(見学時間等を含む) 歩行距離:約15km
スタート:上尾駅→①氷川鍬神社→②屋根の鐘馗様→③遍照院→④島村家住宅土蔵→⑤矢部家住宅→⑥中山道宿場館→⑦おしゃもじ様→⑧ムクロジ→⑨東間・浅間神社→⑩鴻巣市産業観光館「ひなの里」→⑪勝願寺→⑫エルミこうのす→ゴール:鴻巣駅
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