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2017年9月 1日 (金曜日)

舌を出している閻魔大王像が安置する、流山根郷の閻魔堂を訪れた2017。

ここに安置されている閻魔様は、舌を出しています。

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さて、やってきたところは、千葉県流山市にある閻魔堂です。流山本町・流山本陣跡近くに位置します。ちょいと中に入ってみよう。

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家というか集会所のような建物。これが、閻魔堂です。閻魔堂は、安永5年(1776年)の創建と伝えられています。

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大柄で、黒くて怖い、でもどこか懐かしい顔をした流山村根郷の閻魔大王が鎮座しています。(舌出し閻魔)

仏教では、人間は、「四十九日」には、生前の行い如何により、極楽から地獄までの「六道」の輪廻から生まれ変われるとされています。死後七日ごとに、冥府の十人の王〔裁判官〕の裁判を受けることになります。その中でも、五番目で三十五日目の閻魔さまは、いくら罪を逃れようと嘘をついていても必ず見破ってしまう一番強面で力があることで知られています。

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よく見てみると、閻魔様、舌をだしているよ。

そこで、昔の村人は、みんなが安心して極楽往生出来るようお願いする場所として、閻魔堂を建て、こわい閻魔さまを大切にお祀りしました。

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こちらは、金子市之丞の墓です。

金子市之丞は、近在の醸造業金子屋の息子で、剣の腕が経つ美丈夫で、豪商相手の盗賊でしたが、貧乏な人にお金を配って歩く義賊と謂れ、庶民のヒーローで、「金市さま」と慕われていました。

金子市之丞ら六人の盗賊が活躍する講談『天保六花撰』や歌舞伎『天衣紛上野初花』で知られる。今では、代表的歌舞伎演目となっていて、歌舞伎ファンのメッカとなっている。

六人の盗賊のうち、金子市之丞と三千歳、二人の墓が、ここ閻魔堂境内にあります。2人は、美男美女で恋人同士にちなみ、恋愛成就の祈願スポットにもなっている。

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この境内には、閻魔さまの化身である救いの菩薩のお地蔵様(六地蔵)が一緒に鎮座しています。いつも信心していれば、どんな厳しい判決を受けても、地蔵菩薩が地獄でも何処でも迎えに来て、優しく救いの手を差しのべてくれるという「救いの空間」をつくり信仰していました。

ちなみに、ここを訪れたのは、ウォーキングイベントのコースルート上であった為。その参加レポは、「東武健康ハイキング 第356回「流山本町 江戸回廊ハイキング」に参加してきた(2017.07.15)。」へどうぞ。

という事で、流山根郷の閻魔堂を訪れたレポでした~。

「閻魔堂」 〒270-0164 千葉県流山市流山2-116 流鉄流山線流山駅から徒歩約5分

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