一茶双樹記念館を訪れた2017。
小林一茶寄寓の地です。
さて、やってきたところは、千葉県流山市にある一茶双樹記念館です。江戸時代の俳人・小林一茶は、人生の多くを旅に過ごした。中でも流山を含む下総地方は、最もよく訪れており、その他の俳友達に俳句を指導したり、情報を交換したりして、生活の糧を得ていた。
入口の建物は、秋元本家の建物です。
流山で一茶と親交が篤かったのは、醸造業を営み、味醂の開発者のひとりと言われる、五代目秋元三左衛門である。三左衛門は、双樹と号し、家業の一方俳句をたしなみ、経済的にも一茶を援助していた。一茶は、15年間に50回以上も流山に来たとの事。一茶と双樹の関係は、俳人と商家の大旦那というだけではなく、真の友人であったことがしのばれる。
この地を流山市にとって由緒ある土地として、市指定記念物「小林一茶寄寓の地」と定めた。そして、一茶双樹記念館として整備されました。平成7年(1995年)4月にオープンした。
入館料は100円です。では、入ってみましょう。
こちらは、新座敷棟「双樹亭」です。木造平屋建、寄棟造瓦葺の「新座敷」と呼ばれる建物で、江戸時代末期の商家建築の様式を伝える、文化史上極めて貴重な遺構です。
立派なお屋敷ですね。縁側に座って、のんびりしよう。
3部屋繋がった中の1部屋。こういう部屋もいいなぁ。
3部屋ふすまを開けて、風通し良し!。
枯山水のお庭は見事である。
庭園内の句碑には、一茶のふるさとである長野県信濃町の黒姫山の石を用い、一茶が流山で詠んだ句の1つ、「夕月や流残りのきりぎりす」が刻まれています。
秋元本家の建物内には、当時のいろいろな展示物があります。
2階にも資料が展示されています。
訪れた日は酷暑。もう、フラフラな状態でした。屋内で、懐かしきラムネでささやかながらの涼を頂きました。
パンフレットと入観券です。
ちなみに、ここを訪れたのは、ウォーキングイベントのコースルート上であった為。その参加レポは、「東武健康ハイキング 第356回「流山本町 江戸回廊ハイキング」に参加してきた(2017.07.15)。」へどうぞ。
という事で、一茶双樹記念館を訪れたレポでした~。
ちなみに、過去訪問時レポは、以下のリンク先へどうぞ。
- 「一茶双樹記念館を訪れた2014。」...平成26年10月訪問。
- 「一茶双樹記念館を訪れた2012。」...平成24年4月訪問。
「一茶双樹記念館」 〒270-0164 千葉県流山市流山6-670-1 TEL:04-7150-5750 開館時間:9時~17時 休館日:月曜・年末年始 観覧料:100円 流鉄流山線平和台駅から徒歩約7分
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コメント
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とても落ち着いた風情のある住まいですね。
寂しいのではと思いますが、自分を理解して
くれる人が、1人いれば人生は、充分なんだそうです。
一茶も秋元三左衛門との交友で、心穏やかに
過ごしたのではと思いますね。
心にゆとりのない現代では、羨ましいお話です。
投稿: エルザ | 2017年8月17日 (木曜日) 08時35分
エルザさん、こんばんわ。
お互い俳句を嗜んだのが良かったのかなと思うな。落ち着ける場所・人がいるのはありがたい事ですね。
明日午前に地元の花火大会が開催か翌日延期か判断されます。打ち上げ場所の河川敷が水没状態で、花火設置が難しいようです。どうなるかなぁ...。
投稿: さかきんぐ(管理人) | 2017年8月17日 (木曜日) 20時37分