駅からハイキング「八重桜と日本三大桜の競演と天平文化の風薫る歴史探訪」に参加してきた(2017.04.23)。
天平の丘公園花広場の八重桜は見事満開でした。
さて、JR宇都宮線に乗ってやってきたところは、小金井駅です。駅ハイ参加の為に訪れたよ。今回は、2017年4月11日(火)~4月30日(日)開催、駅からハイキング「八重桜と日本三大桜の競演と天平文化の風薫る歴史探訪」です。
改札口を出て、西口駅前に、オアシスポッポ館があります。下野市観光案内所である。ここが、受付場所となります。
受付を済ませ、コースマップやパンフレット等を取得した。
恒例の缶バッチは、E6系新幹線でした。
オアシスポッポ館には、「下野市シティプロモーション特命課長」のPepperがいます。ペッパーと遊んであげてね。
小金井駅西口ロータリーには、C57蒸気機関車の動輪が静態展示されています。小金井駅は、明治26年(1893年)3月25日開業。昭和41年(1966年)には小山電車区も開設され、小金井駅がある旧国分寺町は鉄道開通と共に発展した町でもある。鉄道と深い関りがあるので、このモニュメントが設置されています。
小金井駅駅舎の上は、東北新幹線の高架となっています。高速で通過する新幹線の音・振動が響くよ。
ちなみに、ここでの詳細レポは、「JR宇都宮線小金井駅にて。C57蒸気機関車の動輪2017。」へどうぞ。
今回の駅ハイコースルートです。
「天平の丘公園」では八重桜や日本三大桜の淡墨桜・滝桜・山高神代桜などの桜が咲き競い来訪者の目を楽しませてくれます。また、国指定史跡の「下野国分寺跡」や「下野国分尼寺」があります。
小金井駅の駅ハイは初めての参加だ。今回は約12kmのウォーキングコース。青空快晴の中、頑張って歩こう!。
小金井駅からまっすぐ続く道路を歩いていく。このあたりは、小金井駅前通り商店会。
ちいさな駄菓子屋さん「いずみや」がありました。こういうお店が多くあるといいけどな。
コースポイント箇所目は、「日酸公園」です。小金井駅から6分。日本酸素工業の工場跡地だった事が講演名の由来だ。
日酸公園には、国鉄時代の古い電車があります。
この車両は、国鉄クモエ21形電車だ。この車利用の正式名称は、「救援制御電動自動車クモエ21001号」です。
この車両の主な仕事は、他の電車が踏切事故や故障などで動けなくなくなった時、いろいろな道具をのせて現場に行き助けます。
長さ17mあるので、結構大きな電車だ。車両の中には入る事はできません。
ケガした電車を助けた電車という珍しい車両が静態保存されているのです。
昭和2年(1927年)に運行開始し、昭和61年(1986年)に引退しました。直流電車で最高時速95kmである。
日酸公園の東側には、散策路が整備されている。
散策路には東屋がある。小さな水路もあり、趣きがあるのだ。
散策路には、八重桜が満開、見事に咲いています。
八重桜、花の咲き具合がいいね。
ちなみに、ここでの詳細レポは、「クモエ21001号が静態保存されている、日酸公園を訪れた2017。」へどうぞ。
先へ進んでいくが、下野市は八重桜の町なのだろうか。各所に、綺麗な八重桜が咲いています。
コースポイント箇所目は、「久保公園」です。日酸公園から9分。平成13年度(2001年)に整備された公園です。市民の憩いの場として利用されています。
平成6年(1994年)、区画整理事業に伴う発掘調査を行ったところ北台遺跡が発見されました。北台遺跡は、栃木県の一番南で確認されている推定東山道跡です。下野市指定史跡。
公園中央部に横切るこの道が、東山道だったのではないかと推定されています。東山道は、京から近江国(滋賀県)、美濃国・飛騨国(岐阜県)、信濃国(長野県)、武蔵国(東京都・埼玉県)、上野国(群馬県)の諸国を経て下野国に入り、陸奥国の多賀城(宮城県)に向かっていました。
中央から東国や陸奥に赴任する役人や東国から北九州の警備のために防人として派遣された人たちや多くの物資もこの道を通って行きました。
これまで栃木県内では、10数か所の古代の道路標が確認されていますが、史跡として保存整備されているのはここだけです。
ちなみに、ここでの詳細レポは、「東山道跡がある久保公園を訪れた2017。」へどうぞ。
久保公園近くの川沿いは遊歩道に整備されていて、こちらも、八重桜が満開見事に咲いています。
八重桜の花びら、これまた、綺麗ですね。
いゃあ~、暑いね。田畑だけ広がる、のんびり空間。黙々と歩いていきます。
緑が広がる。すごすぎる...。
コースポイント箇所目は、「御使者橋・姿亭」です。久保公園から14分。この橋が、お使者橋です。江戸の昔、徳川幕府や壬生藩主鳥居公の使者が往来したので、この橋を御使者橋と呼ばれたそうです。
今は、姿川にかかる車道橋となっている。
お使者橋を渡る手前には、姿亭ポケットパークがあります。まぁ、駐車場・休憩所ですな。
近くに御用宿(ごようやど)なる屋号の家あり。平成3年(1991年)誇れるまちづくりの名所として姿亭を建て百日紅(さるすべり)を飾る。
姿亭は、駐車場の東屋として利用できます。
和歌の絵が飾られている。この裏には、和歌が書かれている。
周囲は、のんびりした田畑が広がる。
姿川には、釣りをしている人が多かったな。
お使者橋に並行して、自転車・歩道橋がある。この橋は、紅橋となっている。こちらを渡っていきます。
ちなみに、ここでの詳細レポは、「お使者橋と姿亭と姿川2017。」へどうぞ。
イベント会場へ向かって歩いているが、車道は駐車場に車を停める為の行列渋滞が続いています。歩きで、どんどん車を抜かしていきます。
八重桜トンネルをくぐり歩いていく。
牛小屋があるな...。
コースポイント箇所目は、「天平の丘公園花広場」です。御使者橋から16分。ここで、第38回天平の花まつりが開催されていました。会場内多くの人が訪れますね。
八重桜、満開を迎えています。ピンク色の花びらがいいね。
快晴、春の青空の下、八重桜はさらに映えます。今年は、ソメイヨシノが見頃を迎えた週末は、生憎の天気だったので、遅れてピークを迎える八重桜を青空で見る事ができて良かったよ。
やっぱり、これだけ八重桜が咲くと、多くの人が訪れるもんだ。会場内、かなり混雑しています。
会場内ぐるりと、美味しそうな露店が立ち並びます。
結構、行列が出来ているお店が多かったな。
特設ステージでは、演歌ステージなどが行われているようです。
こちらは、からくり水車。
かたかご亭では、銭石まんじゅうが出来たてで販売されます。駅ハイ参加特典で、1個貰えます。行列に並んだけど、ちょっと時間がかかりそうだったのであきらめた...。
尼寺公園側、芝生広場は空いているスペースが多いので、こちらに、ピクニックシートを敷いて、桜まつりを楽しんでもいいかも。
もう少し早い時期だと、日本三大桜の淡墨桜・滝桜・山高神代桜などの桜が咲き競います。史跡「下野国分尼寺跡」付近である。
ちなみに、ここでの詳細レポは、「第38回天平の花まつり、満開の八重桜を見に行ってきた2017。」へどうぞ。
コースポイント箇所目は、「しもつけ風土記の丘資料館」です。天平の丘公園花広場に隣接。入館無料なので入ってみよう。いろいろな史跡など貴重な展示物が多くありました。
コースポイント箇所目は、「下野国分寺跡」です。しもつけ風土記の丘資料館から5分。天平13年(741年)、聖武天皇は当時60余りの国ごとに国分寺と国分尼寺を造ることを命じました(国分寺建立の詔)。下野国分寺はその中の1つである。
現在は整備され、史跡公園となっている。とはいえ、広々として何もない空間が広がっている。国の史跡に指定。
まっすぐ進んで行くと、南門があります。
南大門を通り、中門、金堂へ続く。建物の復元は無く、敷地のみだ。
この先に七重塔があったようです。
下野国分寺跡の西側に、甲塚古墳(かぶとづかこふん)があります。帆立貝形古墳です。
北東側には、新緑の森林があり、散策路になっている。
下野国分寺跡の碑があり。
ちなみに、ここでの詳細レポは、「下野国分寺跡を訪れた2017。」へどうぞ。
天平の丘公園に戻ってきました。園内ぐるりと散策してみましょう。
八重桜の下、シートを敷いて花見ですな。
天平の丘公園では、ミニ新幹線の乗車あり。有料。八重桜を見ながら、のんびり走る。
青い空、ピンク色の桜、緑色の芝生。3色のハーモニーが鮮やかだ。そんな中、グリーンのE5系新幹線がカタトコ周回する。
八重桜のピンク色と新緑の木々の色とのハーモニーがいいね。
こちらは、坊ちゃん列車。有料。天平の丘公園の園内をぐるりと走ります。
八重桜の花びらアップ撮影。綺麗だね。
今だけの演出。天気も良く、散歩日和だ。
天平の丘公園には森林ゾーンがある。新緑の木々の中、明日香川に子宝橋がかかる。
万葉植物園に入る修学の門をくぐろう。
コースポイント箇所目は、「オトカ塚古墳・伝紫式部の墓」です。
こちらは、紫式部の墓。この付近は「紫」という地名であることから、源氏物語の作者である紫式部の墓と、言われるようになったとの事。
森林の中の散策路もある。歩きながら気分が良い。
こちらは、オトカ塚古墳。古墳時代後期に築造された総長58m(墳丘長約45m)、高さ1.2mの帆立貝形前方後円墳です。
これからは、この新緑の色が映えてくる季節になるんだなぁ。
ちなみに、ここでの詳細レポは、「天平の丘公園、園内散策してきた2017。」へどうぞ。
天平の丘公園を出て、再び、歩き始めます。紫橋を渡ります。
紫橋、橋上から姿川を眺める。ここからは、姿川の土手上を歩いていきます。
土手上もくもく歩いて行こう。
姿川の土手上は、菜の花ロードになっていた。
姿川の土手には、菜の花がぎっしりと咲き誇っていました。すごすぎる...。
案の定、歩く場所がわからないくらい菜の花だらけになった。下に降りることもできず、このまま強行突破。ちょっと、しんどい...。
お使者橋に戻ってきた。そのまま、真っ直ぐ進んでいきます。
ここからは、歩行者・自転車道があるので、気楽に歩いていけます。
姿川沿いに歩いていく。先には、宮前橋が見えます。その橋を渡り、左奥に見える森の方へ向かう。
コースポイント箇所目は、「蔓巻公園」です。天平の丘公園から31分。「つるまきこうえん」と読む。こちらは、ふるさとの森です。森の中は散策路が整備されています。
森の中の静けさが心地良いですな。のんびり歩いてみよう。
緑の広場に出てきました。こちらは、公園中央部にある築山広場です。緑の広場が広がるね。蔓巻公園は、姿川沿いに沿った長方形のような横長な敷地である。
公園内には、八重桜が満開、見事に咲き誇っています。
八重桜の花びら、綺麗な感じだね。
小高い丘を登ってみた。360度ぐるりと見渡せる展望が望めます。
小高い丘から、すべり台があります。子供達に人気だ。
その先には、バーベキューができるキャンプ場があります。さらに、その先には、花広場や下川原広場があります。
築山広場の先には森が広がります。
ちなみに、ここでの詳細レポは、「緑の広場が広がる、蔓巻公園を訪れた2017。」へどうぞ。
のどかな田園風景。
コースポイント箇所目は、「ゆうゆう館・天平の湯」です。蔓巻公園から15分。日帰り入浴施設です。駅ハイ参加特典で、入浴料が300円→200円に割引サービスが受けられます。
手作りコロッケとお惣菜の店「おかずのイケダ」です。ギョーザも売っているのかぁ...。ちょっと気になったが...。
緑の芝生が広がる公園。すべり台があるね。ここも、八重桜の木がある。
コースポイント箇所目は、「慈眼寺・金井神社」です。天平の湯から14分。
こちらは、金井神社です。では、鳥居をくぐりましょう。
参道をまっすぐ進みます。
拝殿です。参拝します。
御祭神は、磐裂命・根裂命。
金井神社の本殿、建造物が市指定文化財に指定されています。本殿の建築様式は一間社三方入母屋造といい、壁面には透彫りなどの立派な彫刻が施されています。
この彫刻は江戸末期(1800年代)の製作と考えられ、作者は磯部氏系統の彫刻師であろうと推定されています。本殿の素材にはけやきが用いられており、素木造で彩色はありません。屋根は栩葺きで壁面には当時の人々の名前が刻まれており、両側には彫刻の施された脇障子が付いています。
ちなみに、ここでの詳細レポは、「一間社三方入母屋造の本殿、金井神社を訪れた2017。」へどうぞ。
こちらは、慈眼寺です。1196年、新田義兼によって開基され、新田一族の祈願所として建立されたと言われています。
では、山門をくぐりましょう。
慈眼寺は、徳川将軍家日光社参小休所・御昼食所だったようです。なので、葵紋ですね。
参道を歩きます。左手には、観音堂がある。
参道をまつすぐ進んだ先に、本堂があります。
ちょうど、八重桜が満開を迎えていました。
ピンク色の綺麗な花びらが、また、良いですね。
ちなみに、ここでの詳細レポは、「徳川家の休憩所、慈眼寺(下野市)を訪れた2017。」へどうぞ。
コースポイント箇所目は、「小金井一里塚」です。慈眼寺から7分。
この、小金井一里塚は、日光街道で唯一国指定史跡である一里塚なのだ。
江戸(東京)日本橋から22里(約88km)の地点にある。二つの塚がほぼ完存している事などから、日光道中で唯一国指定史跡に指定されています。
下野市名木30選、エノキ・クヌギがあります。
ちなみに、ここでの詳細レポは、「小金井一里塚を訪れた2017。」へどうぞ。
駅前通りに戻ってきました。
小金井駅に戻ってきました。ゴール受付はありません。小金井駅をスタートして、ゴール戻ってくるまで、4時間59分かかりました。
【今回のウォーキングデータ】 歩行歩数:25051歩 消費カロリー:1256.8kcal 消費脂肪量:179.5g 歩行距離:19.03km 歩行時間:3時間34分 平均時速:5.33km/h エクササイズ量:13.0Ex
帰りもJR宇都宮線で。あまり食べずに歩いてきたので、お腹空いた~。なので、これから、宇都宮駅へ向かいます。もちろん、餃子食べにね。
小金井駅からの駅ハイは初めての参加でした。本当は、渋川駅の駅ハイ、白井宿の八重桜を見に行こうかと思っていたが、満開が少し遅れていたようなので、急遽、下野市・小金井の駅ハイに決めました。快晴天気も良く、そして、八重桜が満開でとても良い駅ハイ日和でした。
という事で、駅からハイキング「八重桜と日本三大桜の競演と天平文化の風薫る歴史探訪」に参加してきたレポでした~。
ちなみに、訪問箇所詳細レポは、以下のリンク先へどうぞ。
- 「JR宇都宮線小金井駅にて。C57蒸気機関車の動輪2017。」...下車駅前に動輪が設置。
- 「クモエ21001号が静態保存されている、日酸公園を訪れた2017。」...ケガをした電車を助けた電車が公園に保存。
- 「東山道跡がある久保公園を訪れた2017。」...北台遺跡が発掘された。
- 「お使者橋と姿亭と姿川2017。」...東山道が通り、昔から交通往来あり。
- 「第38回天平の花まつり、満開の八重桜を見に行ってきた2017。」...八重桜が満開見頃でした。
- 「下野国分寺跡を訪れた2017。」...古代下野国の仏教文化を伝える寺院跡。
- 「天平の丘公園、園内散策してきた2017。」...八重桜に新緑の木々が癒しの空間。
- 「緑の広場が広がる、蔓巻公園を訪れた2017。」...キャンプ場やBBQがある緑の広場公園。
- 「一間社三方入母屋造の本殿、金井神社を訪れた2017。」...立派な彫刻が施された本殿です。
- 「徳川家の休憩所、慈眼寺(下野市)を訪れた2017。」...小金井宿にある徳川家の休憩所。
- 「小金井一里塚を訪れた2017。」...日光街道で唯一国指定史跡である一里塚。
今回のウォーキングコースマップです。
JR東日本・駅からハイキング 「八重桜と日本三大桜の競演と天平文化の風薫る歴史探訪」 開催期間:2017年4月11日(火)~4月30日(日) 所要時間:約5時間30分(見学時間等を含む) 歩行距離:約12km
小金井駅→スタート:オアシスポッポ館→①日酸公園→②久保公園→③御使者橋・姿亭→④天平の丘公園花広場→⑤しもつけ風土記の丘資料館→⑥下野国分寺跡→⑦オトカ塚古墳・伝紫式部の墓→⑧蔓巻公園→⑨ゆうゆう館・天平の湯→⑩慈眼寺・金井神社→⑪小金井一里塚→ゴール:オアシスポッポ館→小金井駅
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両毛探訪、次は下野・結城・古河をたずねようと思っていたので大いに参考になります。この地が天平文化と繋がっていたのですね~!貴重な情報を頂き嬉しいです。
投稿: RW | 2017年5月13日 (土曜日) 07時42分
RWさん、こんばんわ。
栃木県下野市は、昔、東山道が通る街道だったので、いろいろ重要な施設が多いようです。特に、下野国分寺と下野薬師寺という国指定史跡があり、復元されているので歴史観光には良いところだと思います。
投稿: さかきんぐ(管理人) | 2017年5月13日 (土曜日) 21時28分