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2017年1月28日 (土曜日)

三郷七福神めぐり(彦成めぐり)をしてきた2017。

今年も地元三郷市の七福神巡りしてきたよ。

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さて、平成29年(2017年)年始、三郷七福神めぐりをしてきました。地元・埼玉県三郷市には、七福神めぐりが3コースもある。昨年は「早稲田めぐり」をしたので、今年は「彦成めぐり」を巡ってきたよ。そのレポートです。

七福神巡りは室町時代に京都で始められました。七難即滅七福即生の福徳の守護神は、インドの三天、中国の三神、日本の恵比寿様で、仏教がインド→中国→我が国へと渡来した道を象徴しています。

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三郷七福神巡りは町の繁栄と家運の隆盛、心身の健康、文化財との繋がりを願って、三郷市内24ヶ寺参加の3コースで生まれました。毎年1月1日元旦から1月7日七草の7日間、9時から16時まで行われています。

『三郷七福神めぐり』 (3コース・全24ヶ寺)

  • 「八木郷・戸ヶ崎めぐり」 (全7ヶ寺)
  • 「彦成めぐり」 (全11ヶ寺)
  • 「早稲田めぐり」 (全6ヶ寺)

今回は、「彦成めぐり」のコースで七福神めぐりです。このコースは、11か所の寺院をめぐる。大黒天は2か所、弁財天はなんと4か所もあるのだ。中川沿い付近に続けて点在するので、巡りやすいです。

冬空で寒いが、青空の快晴。七福神めぐり日和ですな。では、巡っていきましょう。

①【安養院】(あんよういん) 弁財天 三郷市彦糸1-10

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安養院は、山号を甘露山安養院と称し、円明院(三郷市彦成)の末寺として、慶長15年(1610)阿闍梨頼珍によって開山され、明和9年(1772)法印観道によって中興された。現在は、宗教法人真言宗の寺である。本尊は「古利根阿弥陀如来」。

安養院の場所は、三郷市と吉川市の市境、メートー観光バス彦糸一丁目北バス停付近です。

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安養院と言えば、大銀杏でしょう。境内には、樹高28m、根回り約6.5m、幹周約4.6m、樹齢約600年といわれるイチョウの大木がある。この樹の実は厄除けの実として、正月元旦から三が日の間に、近郷近在の老若男女が境内に集まり、家族の数だけ持ち帰り、これを食べてその年の無事を祈願したといわれている。

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本堂参拝時に、住職さんから厄除銀杏を頂きました。

七福神めぐり、スタート1カ所目の寺院です。安養院にて、三郷七福神めぐりのスタンプ押す為の台紙を購入しました。500円。

で、安養院の七福神・弁財天は、安養院の境内にはありません。安養院から南へ275m程離れた彦糸公園にあります。

「安養院の弁財天」@彦糸公園 (三郷市彦糸1)

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安養院から弁財天を祀る彦糸公園までは徒歩約3分。

安養院の南東方向に、弁財天を祀る彦糸公園があります。(上図の地図で参照の事)。七福神めぐりで初めて安養院を訪れる時は、予め場所を確認しておきましょう。

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七福神めぐり開催期間中は、各所に「安養院別当弁財天」と書かれた赤い立て看板が設置されているので、それを目印に進んでいくと彦糸公園に着きます。

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こちらが、安養院の弁財天様。手前に七福神めぐりのスタンプが置かれています。

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三郷七福神めぐりの色紙(スタンプ台紙)に押印。

ちなみに、当寺院の詳細レポは、「樹齢600年の厄除大銀杏がある、安養院を訪れた2017。」へどうぞ。彦糸公園での詳細レポは、「遊具と小さな池がある、彦糸公園を訪れた2017。」へどうぞ。

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七福神めぐり、移動途中にある寺社もちょいと立ち寄ってみよう。こちらは、彦音香取神社です。

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こちらは、彦成香取神社です。1月11日、御鎮座400年を記念して、奉納神楽「蘭陵王」が行われたようだ。

ちなみに、ここでの詳細レポは、「旧彦成村の鎮守、彦成香取神社を立ち寄った2017。」へどうぞ。

②【圓明院】(えんみょういん) 弁財天 三郷市彦成1-179-1

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圓明院は、山号を長江山聖伝寺円明院と称し、下総国葛飾郡鰭ヶ崎村(現千葉県流山市鰭ヶ崎)東福寺の末寺として、永正年間(1504~1521)祐円によって開山された。真言宗豊山派。

圓明院の場所は、メートー観光バス円明院入口バス停の近くです。

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圓明院は、弁財天を祀る。山門手前にある池の中心に祀られる。

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三郷七福神めぐりのスタンプは、本堂前に設置されています。

ちなみに、当寺院の詳細レポは、「木造不動明王立像がある、圓明院を訪れた2017。」へどうぞ。

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ここは、史跡「彦名関跡」。中川を利用する船から通行料を徴収し、通行量は香取神宮(千葉県香取市)の運営費用にあてられました。ここ彦名地区は、室町時代において交通・流通拠点として賑わったことと言われます。

③【慈眼寺】(じげんじ) 大黒天 三郷市彦川戸1-138

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慈眼寺は、曹洞宗のお寺で、山号は普門山。三代将軍徳川家光が、当時狩場の休憩地にしたと伝えられている。下総国中金杉村の領主、高城下野守一族の菩提寺であった。

慈眼寺の場所は、グローバル交通バス彦川戸一丁目東バス停から徒歩約1分(約120m)のところにあり。

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慈眼寺は、大黒天を祀る。

本堂前に大黒天を含め、ずらり七福神が勢揃いなのだ。

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三郷七福神めぐりの色紙(スタンプ台紙)に押印。

スタンプは、本堂右手、事務所内にあります。

ちなみに、当寺院の詳細レポは、「将軍家光が休憩地にしたと伝えられる、慈眼寺を訪れた2017。」へどうぞ。

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高架である外環道・国道298号線をくぐる。(天神一丁目交差点)

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せっかくなので、中川にかかる橋「潮郷橋」に来てみた。三郷市と八潮市の市境は、中川で区切られる。歩道・自転車道に、国道298号線・外環自動車道と幅広の大きい橋だ。

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潮郷橋から中川下流側の眺め。

④【玉蔵院】(ぎょくぞういん) 弁財天 三郷市天神1-59

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玉蔵院は、山号を北野山玉蔵院と称し、真言宗豊山派に属する。江戸高田(現在の東京都湯島)の根生院の隠居寺として、慶長11年(1606)建立されたものといわれ、開祖は祐堅和尚である。

玉蔵院の場所は、グローバル交通バス天神一丁目バス停の近くです。

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玉蔵院は弁財天を祀る。正面本堂から見て東南東、池の中島にあります。門を開けて、中島に入る事ができます。

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三郷七福神めぐりの色紙(スタンプ台紙)に押印。

スタンプは、本堂前に設置されています。

ちなみに、当寺院の詳細レポは、「阿弥陀如来像と地蔵菩薩像を安置する、玉蔵院を訪れた2017。」へどうぞ。

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こちらは、彦野女體神社です。

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こちらは、蜜蔵院です。壽量山大聖寺と号す。真言宗豊山派。

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こちらは、彦野排水機場。中川へ排水します。

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こちらは、三郷市立彦成小学校講堂記念館です。木造平屋建て講堂の天井には、蝶や花の透かし彫りがほどこされた大正建築物です。入館無料だったので、ちょいと入ってみた。

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以前は郷土資料館として利用されていたので、いろいろと展示物があります。

ちなみに、ここでの詳細レポは、「三郷市立彦成小学校講堂記念館を訪れた2017。」へどうぞ。

⑤【延命院】(えんめいいん) 寿老人 三郷市彦倉1-83-1

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延命院は、明星山如意寺延命院と号し、真言宗豊山派の寺で、元亀年間(1570-1573)に俊秀和尚が開山したと伝えられている。本尊は不動明王。

延命院の場所は、彦成小学校の南側、グローバル交通バス彦倉一丁目バス停近くです。

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池の前には、うなぎ供養塔があります。平成17年(2005)5月建立。直径50cmの球体は宇宙を表し、内部には成魚と子うなぎの像が2匹づつ彫ってある。

虚空蔵菩薩とうなぎは深い関わりがあります。

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延命院は寿老人を祀る。虚空蔵堂の左手前に祀っています。

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三郷七福神めぐりの色紙(スタンプ台紙)に押印。

スタンプは、虚空蔵堂前に設置されている。

ちなみに、当寺院の詳細レポは、「うなぎのお寺、彦倉虚空蔵尊・延命院を訪れた2017。」へどうぞ。

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こちらは、子之神社です。

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こちらは、上口香取神社です。香取神宮を勧請、上口村の鎮守社である。創建は不明。祭神は経津主之命。昔ながらの祭礼、「二郷半囃子・里神楽」が行われる神社です。市指定無形民俗文化財となっている。

ちなみに、ここでの詳細レポは、「「二郷半囃子・里神楽」のお祭りが伝承される、上口香取神社を訪れた2017。」へどうぞ。

⑥【東光院】(とうこういん) 毘沙門天 三郷市上口1-108-2

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東光院は、荒神山薬師寺と号す。創建は不明で、真言宗豊山派の寺院である。近くにある上口香取神社の別当を勤めていたといいます。

本尊不動は立像にて弘法大師の作と言われ、また、荒神を客殿に安置する。

東光院の場所は、彦成郵便局前から約150m程。上口香取神社の南東側に位置する。

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東光院は、毘沙門天を祀る。七福神めぐりのスタンプは、本堂前に設置されています。

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三郷七福神めぐりの色紙(スタンプ台紙)に押印。

ちなみに、当寺院の詳細レポは、「十三仏青石塔婆がある、東光院を訪れた2017。」へどうぞ。

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彦成通りには、こういう石蔵が残されている。市内に残る貴重な建造物だね。

⑦【善照寺】(ぜんしょうじ) 布袋尊 三郷市上口1-37

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善照寺は、神霊山と号し、真言宗豊山派の寺院。

善照寺の場所は、上口公園の北東に位置します。

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善照寺は、布袋尊を祀る。本堂手前にあり、七福神めぐりのスタンプは、布袋尊の左手に設置されています。

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三郷七福神めぐりの色紙(スタンプ台紙)に押印。

ちなみに、当寺院の詳細レポは、「布袋尊を祀る、善照寺を訪れた2017。」へどうぞ。

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住宅が立ち並ぶ彦成通りに、お洒落な感じの喫茶店を発見。「CAFE TIME」(カフェタイム)だそうだ。ケーキなど、美味しいようで..。

⑧【迎攝院】(こうしょういん) 弁財天 三郷市番匠免1-127-1

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迎摂院は、真言宗豊山派に属し、山号を彦峯山観音寺といい、本尊は不動明王である。

慶長年間(1596~1615)に祐慶法印によって、浄土宗の寺として開山されたという。その後、正徳年間(1711~1716)に祐貞によって中興されたといい、このとき現在の真言宗豊山派に改宗したという。

迎攝院の場所は、グローバル交通バス番匠免一丁目北バス停から徒歩約1分(100m)に位置する。

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この寺の観音堂は室町時代の創建と推定され、三郷市最古の建造物といわれる。観音堂は高さ約10m、間口6.5m、奥行7.5mで、用材はマツ、ケヤキ、ヒノキ、スギ等で、すべてこの土地に育った樹木であるという。堂内の肘木は、法隆寺金堂と同じ様式であるという。

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迎攝院は、弁財天を祀る。山門を入り右手にある。

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三郷七福神めぐりの色紙(スタンプ台紙)に押印。

七福神めぐりのスタンプ設置場所は、山門を入り左手にテーブルが設置されていました。

ちなみに、当寺院の詳細レポは、「室町時代に建てられたといわれる観音堂がある、迎攝院を訪れた2017。」へどうぞ。

⑨【円能寺】(えんのうじ) 福禄寿 三郷市彦沢1-71-1

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円能寺は、真言宗豊山派に属するお寺で、悲願山正連院円能寺と称している。本尊は不動明王である。

ここのお堂は、明治6年に初めて学校制度が設けられたときに、培植学校という名称で、初代校舎として使用された。当時の生徒数は男子96、女子16人、教師は3人であった。

円能寺の場所は、グローバル交通バス彦沢一丁目北バス停から徒歩約1分(100m)に位置する。

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円能寺は、福禄寿を祀る。三郷七福神めぐりの色紙(スタンプ台紙)に押印。スタンプは、本堂前に設置しています。

ちなみに、当寺院の詳細レポは、「「人助けの松」が言い伝えられる、円能寺を訪れた2017。」へどうぞ。

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こちらは、彦沢香取神社です。

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こちらは、蜜乗院です。

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洋菓子屋さん、「パティスリーハヤノ1no1店」に立ち寄った。甘いもの休憩だ。

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個人的にこのお店の1番好きなスイーツはコレ。シュークリームです。カリッとしたシュー生地の中には、カスタードクリームがぎっしり詰まっているのだ。食べごたえ、あるぞ!!。

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中川沿い土手でスイーツ休憩です。

ちなみに、このお店の詳細レポは、「パティスリーハヤノ1no1店、クリームたっぷりのシュークリームを味わう2017。」へどうぞ。

⑩【西善院】(さいぜんいん) 大黒天 三郷市花和田189

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西善院は、真言宗豊山派に属するお寺で、華隆山大聖寺と号す。慶長年間、村民名倉五郎左衛門の開基。開山は法印祐壽による。昭和38年に現在の本堂が建築された。

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西善院は大黒天を祀る。大黒堂は山門を入り右手にあります。

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三郷七福神めぐりの色紙(スタンプ台紙)に押印。スタンプは、本堂前に設置しています。

ちなみに、当寺院の詳細レポは、「阿弥陀如来像を祀る、西善院を訪れた2017。」へどうぞ。

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こちらは、谷口稲荷神社です。

⑪【成就院】(じょうじゅいん) 恵比寿 三郷市谷口1251-1

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成就院は、神谷山谷口不動尊成就院と号し、本尊は不動明王である。真言宗醍醐派の寺院。明治初年第一世神谷秀観翁の修験道帰入に始まり、以来、不動尊祈祷の霊場として、現在に至る。

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成就院は、恵比寿を祀る。本堂右手に祀っていました。

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三郷七福神めぐりの色紙(スタンプ台紙)に押印。スタンプは、本堂前に恵比寿様前に設置しています。

ちなみに、当寺院の詳細レポは、「不動尊祈祷の霊場、谷口不動尊・成就院を訪れた2017。」へどうぞ。

これで、三郷七福神めぐり・彦成めぐり、全11ヶ寺を巡りました。

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三郷七福神彦成めぐりは、行程約7.1km。中川沿い・彦成通り沿いに順に位置するので、巡りやすいと思う。正月、お酒にお節なので、年初めの身体を動かすには、ちょうど良いかもね。

ちなみに、三郷七福神めぐり、他のコースも巡ってきました。そのレポは、以下のリンク先へどうぞ。

七福神めぐりで、2017年も良い年でありますように。頑張りましょう!。

という事で、2017年新春、三郷七福神めぐり・彦成めぐりをしてきたレポでした~。

ちなみに、三郷七福神めぐり(彦成めぐり)、各寺院等訪問詳細レポは、以下のリンク先へどうぞ。

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