阿弥陀如来像と地蔵菩薩像を安置する、玉蔵院を訪れた2017。
市の有形文化財に指定されている阿弥陀如来立像と地蔵菩薩立像は、平安時代末期の作と言われる。
さて、やってきたところは、埼玉県三郷市にある玉蔵院です。「ぎょくぞういん」と読む。玉蔵院は、山号を北野山玉蔵院と称し、真言宗豊山派に属する。江戸高田(現在の東京都湯島)の根生院の隠居寺として、慶長11年(1606)建立されたものといわれ、開祖は祐堅和尚である。
本堂です。まずは、参拝。本堂の左手には、薬師堂があります。
玉蔵院は、江戸時代には寺子屋として利用され、教育の中心となっていた。また、元禄時代(1688-1704)の書家であり大学者の細井広澤がたびたび訪ねてきており、その記念として六曲一双の屏風に書き残された書が寺宝として保存されている。
明治6年には、浩養学校として初等教育にあてられた。
浩養学校に使われた本堂は、その当時の建築材料や彫刻等を使用して改築され、現在は護摩堂として保存されている。
玉蔵院のシンボルとなる大木。
本尊の阿弥陀如来は、平安末期の作で一木造の仏像である。この他、弘法大師作と伝えられる地蔵菩薩像と新羅伝来といわれる不動明王、さらに如意輪観音像が安置されている。
木造阿弥陀如来立像と木造地蔵菩薩立像は、三郷市指定有形文化財となっている。
天神堂です。
玉蔵院は、三郷七福神めぐり・彦成めぐりで、弁財天を祀っています。七福神めぐりのスタンプは、本堂前に設置されています。
三郷七福神めぐりの色紙(スタンプ台紙)に押印。
玉蔵院の弁財天は、正面本堂から見て東南東、池の中島です。赤い旗が掲げられています。
門を開けて、中島に入る事ができます。
三郷七福神めぐりは、毎年1月1日元旦から1月7日七草の7日間、9時から16時まで行われています。台紙は各寺にて販売(500円)。
ちなみに、七福神めぐりのレポートは、「三郷七福神めぐり(彦成めぐり)をしてきた2017。」へどうぞ。
という事で、阿弥陀如来像と地蔵菩薩像を安置する、玉蔵院を訪れたレポでした~。
「玉蔵院」(ぎょくぞういん) 〒341-0051 埼玉県三郷市天神1-59 TEL:048-952-1427 JR武蔵野線新三郷駅から徒歩約39分 グローバル交通バス天神一丁目バス停から徒歩約1分
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