旧陸軍東部第百五部隊営門と柏送信所を立ち寄った2016。
戦時中の様子を今に伝える柏市内に残された数少ない文化財です。
さて、やってきたところは、千葉県柏市にある旧陸軍東部第百五部隊営門です。高田原交番前に位置します。この門柱は、昭和13年(1938年)11月に開設された柏飛行場の兵営施設の営門で、建設当時の位置のまま残されています。
説明ボードにある写真は、施設正面を撮影したもので、営門や衛兵の姿、本部建物など戦争当時の状況を伺うことができる貴重なものです。
柏飛行場は、現在の県立柏の葉公園を含む柏の葉、中十余二の地区にありました。昭和初期、中国との関係悪化から、「国土防空」特に「帝都防空」のため飛行場建設を急ぐ必要がありました。そこで、ここ一帯に1500mの滑走路1本を有する飛行場が完成しました。
営門を進むと、柏送信所があります。現在、防衛省自衛隊の指揮管理に関する送信業務を主として運用されています。
柏送信所は広い敷地を有し、周囲はフェンスで囲まれているが、送信鉄塔だけ目立つ感じだ。
戦後、米軍に接収され、昭和30年(1955年)に「米空軍柏通信所」、トムリンソン通信基地が建設されましたが、返還交渉を経て、昭和54年(1979年)に日本に全面返還となり現在に至ります。
ちなみに、ここを訪れたのは、ウォーキングイベントに参加した為。そのレポは、「第10回GO!GO!TX柏の葉ウォーキングに参加してきた(2016.11.26)。」へどうぞ。
という事で、旧陸軍東部第百五部隊営門と柏送信所を立ち寄ったレポでした~。
「旧陸軍東部第百五部隊営門・柏送信所」 〒277-0872 千葉県柏市十余二 つくばエクスプレス柏の葉キャンパス駅西口から徒歩約19分
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