武州川口の旧刹、錫杖寺を訪れた2016。
武州川口七福神の福禄寿を祀ります。
さて、やってきたところは、埼玉県川口市にある錫杖寺です。「しゃくじょうじ」と読む。真言宗智山派寺院で宝珠山光照院と号します。
錫杖寺は、養老元年(717年)に行基が本堂を建立、自ら地蔵菩薩を刻み本尊とし開基したと伝えられます。
山門入口には、錫杖寺御詠歌の碑があります。
参道を通り、階段を登ると本堂があります。参拝。
鎌倉長楽寺を開創した願行上人が再興、寛正元年(1460年)には、室町幕府八代将軍足利義政により七堂伽藍が整備され、宥鎮和尚が中興となったといいます。
参拝後、後ろを振り返った眺め。
この銅鐘は、池の間(鐘の中央部分)に刻まれている銘文から、寛永18年(1641年)9月、川口宿名主である宇田川氏が先祖供養の施主として川口鋳物師長瀬治兵衛守久が鋳造し、菩提寺である錫杖寺に奉納したものです。
川口を代表する地場産業である鋳物業の歴史をたどる上でも大変貴重な資料です。
江戸時代には、徳川家光より寺領20石の御朱印状を拝領、醍醐三宝院直末関東七ヶ寺の一つ、十一談林所の一つとして末寺53ヶ寺を擁していたといい、江戸城大奥最後の御年寄であった瀧山が葬られていることでも知られています。
関東八十八ヶ所霊場76番、関東百八地蔵6番、北足立八十八ヵ所霊場73番、武蔵国八十八ヶ所霊場73番となっています。
武州川口七福神の福禄寿を祀っています。
かわぐち地蔵がいます。頭をなでて健康と学業を祈りましょう。合掌。
キティちゃんもいました。
錫杖寺は。元和8年(1622年)には江戸幕府2代将軍徳川秀忠の日光参社の際の休息所となり、以降歴代将軍により利用されました。また、3代将軍家光からは金子、材木を拝領し、御成門を建立するとともに、御朱印20石を賜るなど、「川口宿」の中核寺院として繁栄しました。
という事で、錫杖寺を訪れたレポでした~。
「錫杖寺」(しゃくじょうじ) 〒332-0012 埼玉県川口市本町2-4-37 TEL:048-222-2046 埼玉高速鉄道川口元郷駅から徒歩約8分・JR京浜東北線川口駅東口から徒歩約11分
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