偕楽園の歩き方~表門ルート 陰から陽へ~2016。
陰の世界から陽の世界へ。世界の変化を愉しめます。
さて、茨城県水戸市にある偕楽園を訪れました。創建当時の偕楽園には東門はなく、表門(正門)から入るのが一般的でした。園内には、偕楽園の歩き方のチラシがあるので、ゲットしておきましょう。
ここは、好文亭表門です。昔はここから偕楽園に入る入口でした。偕楽園の正門に相当する門で、松材が多く使用され松煙色(黒色)となっているため、黒門ともいわれています。
表門からは、陰の世界から陽の世界へ、正しい順路で歩けば、偕楽園本来の姿を知る事ができるそうだ。という事で、正門から歩いてみよう。まず、陰の世界への入口だ。
表門をくぐると、すぐ、一の木戸があります。二ノ門の役割を果たしている。
一の木戸をくぐると、孟宗竹林(もうそうちくりん)だ。幽遠閑寂な「陰」の世界が広がります。
この竹林の雰囲気いいね。ここの竹は、弓の材料とするために斉昭が京都の竹を移植したものが始まりです。
こちらは、吐玉泉です。「とぎょくせん」と読む。このあたりは昔から湧水の多かったところで、徳川斉昭は偕楽園造成に当たり地形の高低差を利用して集水し、造園上の景観を考慮した白色の井筒を据えた湧水泉を設置しました。
泉石は常陸太田市真弓山の大理石で、寒水石ともいいます。現在の泉石は四代目で、昭和62年(1987年)12月に更新したものです。湧出量は、1日約100トンです。
この水は眼病に効くといわれ、好文亭の茶室何陋庵(かろうあん)の茶の湯にも供されました。
この木は太郎杉です。かつてこの杉の周囲には杉の巨木があり大きい順に名前が付けられていました。
五郎杉まであったようですが、現在あるのは太郎杉だけです。
大森杉などに覆われた森の小道を歩いていくと、中門があります。
ここからは陽の世界へ。こちらは、好文亭の入口です。好文亭は有料、大人200円です。
好文亭に入ります。靴は脱いで、靴は供え付けのビニール袋に入れて持参の上、見学となります。
こちらは、桜の間。他にも多くの間があります。
上からの眺め。陽の世界、いい眺めだね。見晴広場や、先に見える千波湖を眺める事ができます。
上から眺める梅の木々もまた良し。ピンク色の花びらがいい色どり。桜の季節はもっとすごそうだ。
さすが、日本三名園の1つ、偕楽園ですね。見事な庭園がわかります。
好文亭は徳川斉昭自ら設計したもので、木造2層3階建ての好文亭本体と木造平屋建ての奥御殿から成り、各所に創意工夫と酒脱さを感じさせます。
こちらは、芝前門。「しばさきもん」と読む。
芝前門を抜けると、梅林が広がります。
いい感じで、梅の花が咲いていますね。
売店では、茨城の名産品などが販売。梅や納豆は、もちろんあるよ。
という事で、偕楽園の歩き方~表門ルート 陰から陽へ~を散策したレポでした~。
ちなみに、過去訪問時レポは、以下のリンク先へどうぞ。
- 「陰から陽へ、偕楽園の歩き方2014。」...2014年の散策レポ。
さらに、ちなみに、偕楽園関連レポは、以下のリンク先へどうぞ。
- 「第120回水戸の梅まつりに行ってきた2016。」...約3000本の梅が満開見事でした。
「偕楽園」 〒310-0033 茨城県水戸市常磐町1-3-3 好文亭 9時~17時(2/20~9/30) 200円
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