利根川の流作場を立ち寄った2015。
利根川沿いに広大な水田が広がります。
さて、やってきたところは、千葉県柏市にある利根川の流作場です。利根川沿いの船戸から布施・我孫子へ至る広大な水田は、昔は洪水になると作物が流されるので「流作場」と呼ばれていました。流作場は江戸時代の享保10年(1725)、八代将軍吉宗のときに、幕府の年貢増微策のひとつとして開発されました。
さらに、先を見ると、筑波山が見えるな。
流作場は田畑として、また牛馬の飼料田の肥料用の秣の草刈場として非常に重要な場所でした。しかし、流路の関係で茨城側と鬼怒川河口より上流には広大な秣場がないため、草場をめぐる争いが頻繁に発生し、農民の血を流す原因ともなりました。
先に見える高架線路は、つくばエクスプレスです。
流作場は昭和22年に開拓が始まり、昭和32年に完了しました。後には区画整理が行われ、今日みるような立派な水田になりました。
少し土手上を歩いて行こう。このあたりは、海から93.5km地点付近です。
利根川の流作場の説明板は、土手を降りた駐車場入口部に設置されています。(写真で見える駐車場のところ)。
という事で、利根川の流作場を立ち寄ったレポでした~。
ちなみに、ここを訪れたのは、ウォーキングイベントのコースルート上であった為。その参加レポは、「東武健康ハイキング 第334回「流山おおたかの森駅 開業10周年記念! 初夏の柏 公園めぐりハイキング」に参加してきた(2015.07.11)。」へどうぞ。
「利根川の流作場」 千葉県柏市新利根・大室 つくばエクスプレス柏たなか駅から徒歩約12分
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柏で地平線が見えるような田園風景が広がっているとは知りませんでした。やはり利根川の雄大な流れがもたらした光景ですね。
投稿: ローリングウエスト | 2015年8月 8日 (土曜日) 09時31分
ローリングウエストさん、こんばんわ。
利根川沿いは広大な田園風景が広がります。この辺りは、千葉県なのか柏なのかと思う人も多い事でしょう。
利根川は大きな川で、昔は大雨降るたびに、洪水等に悩まされていた。
それにしても、広々と行われていますね。
投稿: さかきんぐ(管理人) | 2015年8月 9日 (日曜日) 01時15分