桶川稲荷神社の大盤石2015。
日本一の重さと言われる力石があります。
さて、やってきたところは、埼玉県桶川市にある稲荷神社です。拝殿の正面に一対の大きな石燈籠があります。かつて中山道の宿場町だった桶川宿は、染物や紅の原料となる紅花の生産地としても栄えました。この石燈籠には、計24人の紅花商人の名が刻まれており、桶川のほか、上尾や菖蒲の商人の名前もあり、繁栄を伝える貴重な文化財です。
拝殿横には、大きな力石があります。稲荷神社の力石は、長さ1.25m、幅0.67m、厚さ0.4m、重さ610kgの雫のような形の楕円形で、力比べに使った力石としては日本一重いと言われています。
表面には「大盤石」(だいばんじゃく)の文字と、嘉永5年(1852年)2月、岩槻の三ノ宮卯之助がこれを持ち上げたこと、続いて、ともに当時の桶川宿の有力商人であった石主1名と世話人12名の名が刻まれています。
いゃあ、大きな力石だね。ちょっと、さわってみると、パワーを授かりそうです。
三ノ宮卯之助(1807~1854年)は、旧岩槻藩三野宮村(現越谷市)出身で、江戸へ出て勧進相撲をつとめ、江戸一番の力持ちと評判の力士でした。卯之助の怪力ぶりに、集まった観衆はさぞかし驚き、拍手喝采を送ったことでしょう。
稲荷神社は、近郷の氏子や崇敬者により、鎮守として祀られています。桶川宿の鎮守となり、後に、桶川町の郷社となりました。神楽殿もあるね。
新しく奉納された狛狐さん。ちょいと休憩、麦茶タイム。
この地は芝川の水源地帯で、湧水がこの付近を流れ、一帯は豊かな杜が広がっていたそうです。
という事で、桶川の稲荷神社を訪れたレポでした~。
ちなみに、過去訪問時レポは、以下のリンク先へどうぞ。
- 「桶川稲荷神社の大盤石2013。」...2013年6月に訪問。
- 「桶川稲荷神社の大盤石2011。」...2011年6月に訪問。
さらに、ちなみに、ここを訪れたのは、ウォーキングイベントのコースルート上であった為。その参加レポは、「駅からハイキング「中山道桶川宿とべに花観賞ハイキング」に参加してきた(2015.06.13)。」へどうぞ。
「稲荷神社」 〒363-0016 埼玉県桶川市寿2-14-23 TEL:048-773-2897 JR高崎線桶川駅東口より徒歩約11分
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