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2015年6月30日 (火曜日)

見事な大カヤ、徳星寺を訪れた2015。

天然記念物の大カヤに、有形文化財家康朱印状があります。

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さて、やってきたところは、埼玉県上尾市にある徳星寺です。「とくしょうじ」と読む。山号を東高野山遍明院と称する天台宗の寺である。

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寺伝によると、弘法大師(空海)創建の寺と伝えられ、カヤの大樹はその時に植えたもので、月影池(今は堀井戸となっている)は、大師がアカ井として用いたものとも伝えられている。

大師伝説は、そのまま信じ難いものであるが、山号から高野山(和歌山県)とつながりのある古刹であることは想像される。

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徳星寺本堂東側にある大カヤは、イチイ科の常緑高木で幹回り5.3m、高さ約21mの大木である。樹齢は、弘法大師の時代という寺の伝えによれば、1000年を超す事になるが、おそらく700~800年は経ているものと推測される。

このカヤは、根の一部が露出して一枚の板状をしており非常に珍しいものである。周りにはカシ、シイ、アオキなどの暖帯系の林叢をなしていて、この一帯を大カヤ及び暖帯林として埼玉県指定天然記念物に指定されている。

木のそばに立つと、なんか神秘的な感じがする。

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この木は「多羅葉(タラヨウ)の木」です。別名、文字が書ける「葉書の木」だそうだ。

葉の裏側にとがったもので字を書くと、だんだん黒くなり、はっきりしてきます。葉に含まれるポリフェノール類が酸化して黒くなったものです。古代インドで手紙や文書を書くのに用いた多羅樹の葉になぞらえて、この名前が付いたらしい。

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徳星寺には、徳川家代々12通の朱印状が保管されている。初代家康の朱印状もあり。

また、岩槻城主・太田氏房の印判状も保管されている。諸役を免除するという内容だ。

これらは、家康朱印状等古文書として市指定有形文化財となっている。

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という事で、徳星寺を訪れたレポでした~。

ちなみに、過去訪問時レポは、以下のリンク先へどうぞ。

さらに、ちなみに、ここを訪れたのはウォーキングイベントのコースルート上であった為。その参加レポは、「駅からハイキング「しょうぶ園鑑賞と荒川沿いの牧場へのウォーキング」に参加してきた(2015.06.07)。」へどうぞ。

「徳星寺」(とくしょうじ) 〒362-0065 埼玉県上尾市畔吉751 TEL:048-725-1599 JR高崎線上尾駅から徒歩約57分

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