駅からハイキング「高麗郷を巡る巾着田菜の花ハイキング」に参加してきた(2014.04.12)。
高麗郷・巾着田を巡る菜の花ハイキングです。
さて、JR川越線に乗ってやってきたところは、高麗川駅です。週末恒例の駅ハイに参加だ。今回は、2014年4月12日(土)開催、駅からハイキング「【西武鉄道共同開催】高麗郷を巡る巾着田菜の花ハイキング」です。
乗車してきた車両は205系3000番台の電車。反対側(2番線ホーム)に停車中の車両は気動車でキハ110系200番台。高麗川から高崎方面は非電化区間なのだ。
改札口を出て、まずは受付を済ませる。コースマップ等を取得した。
駅前ロータリーには、日韓交流の塔が設置されている。将軍標をモチーフにしたモニュメント。ようこそ日高市へ。
巾着田菜の花まつりと高麗郡建郡1300年を迎える高麗郷の歴史をお楽しみください。出世開運の神様「高麗神社」、高麗王若光が眠る「聖天院」など高麗王若光ゆかりの地を歩き、その歴史を見守り続けた自然と触れ合っていただけるハイキングコースです。
今シーズン(2014年度)最初の駅ハイは、埼玉県日高市で開催のコース。歩行距離は約6kmと短いコースなので、気楽に頑張って歩きましょう。
駅前通りは整備された道だな。おっ、丸広ファミリー日高店を通り過ぎる。駐車場には、東松山名物みそだれやきとり「ひびき」がある。
おっ、山々が見えて、のんびり風景になりましたな。
沿道は、小さくて黄色い花びらが咲く並木道になっていた。
牧場ですね。ただ、動物はいなそうだな...。
こんな、のんびりした景観を歩いていくのも気持ちがいいものだ。
高麗川にかかる出世橋を渡ります。
出世橋の欄干は、石で出来ているようだ。
コースポイント箇所目は、「高麗神社・高麗家住宅」です。高麗川駅から24分。高麗神社は、716年に設置された高麗郡の首長であった高麗王若光を祀る、出世明神としても知られる神社です。子孫が代々宮司を務め、現在は60代目です。では、一ノ鳥居をくぐりましょう。
一ノ鳥居をくぐると、桜並木となる参道を進んでいきます。桜はわずかに残るだけ。かなり散った状態だ。
階段を上り御神門をくぐると、御社殿・御本殿があります。参拝しましょう。
御本殿は一間社流れ造りで、中世、安土・桃山時代の建立と言われており、埼玉県の指定文化財となっています。
ちょっと高台にある拝殿。ここから境内の眺め。
外国語おみくじというのがありました。日本語・英語・中国語・韓国語、4ヶ国語に対応したおみくじだ。
でも、自分は通常のおみくじをひいてみました。じゃん、運勢は小吉でした...。
高句麗はかつて朝鮮半島から中国大陸にかけて領有していたが、668年に唐・新羅に滅ぼされた為、高句麗の人々が亡命して日本に移住し土着した。716年にこの地に武蔵国高麗郡が設置された。
2年後の2016年(平成28年)は、高麗郡建郡1300年を迎えることになります。1300年記念事業として、着々と進行中です。
春だねぇ。境内には色鮮やかな花が咲いているよ。ツツジ咲き誇るよ。
ちなみに、ここでの詳細記事は、「高麗神社を訪れた2014。」へどうぞ。
高麗神社に隣接して、高麗家住宅があります。高麗家住宅は高麗神社の神職を代々勤めてきた高麗氏の住宅です。建物の規模は桁行14.8m、梁間9.5mをはかります。屋根は入母屋造りで、茅で葺いています。江戸時代初期を代表する民家として、国の重要文化財に指定されている。
高麗家住宅の隣りには、見事なシダレザクラがあります。3月末ころが見頃との事。4月に入り、既に散ってしまいましたね。
建築年代は高麗家に伝わる文久3年(1863年)の絵図面に、慶長年間(1596~1615)に建てられたとの伝えがあると記されています。建築形式や構造手法からおよそ17世紀後半頃と考えられています。
昭和51年(1976年)~52年にかけて、建物の全解体による根本的大修理が行われました。現在の姿は、その修理工事の際に建築当時の姿を復元してものです。
ちなみに、ここでの詳細記事は、「高麗家住宅を訪れた2014。」へどうぞ。
細い道を突っ切って行くと、...。
コースポイント箇所目は、「聖天院」です。高麗神社から6分。聖天院は奈良時代に高句麗若光の菩提寺として、侍念僧勝楽上人により天平勝宝3年(751年)に創建されました。
山門(雷門)をくぐります。左右に雷神・風神が祀られています。山門は平成24~25年度に保存修理が行われました。
山門から階段を登ると、中門があります。あっ、シダレサクラ咲いているね。中門から先は有料となります。拝観料は300円。中に入ると、和風庭園が広がります。
総欅造りの本堂は、鳥の広げた羽をイメージしたと云う華麗な外観と、直径2尺3寸の大柱を使った重厚な造りの内陣を兼ね備えた本格的お堂です。
本堂は高台にあります。境内からの眺めは高麗を見渡せる景観だ。
本堂の奥には、石灰岩(雪山)があります。
なぜか、キティちゃんがいるよ。
本堂の奥、さらに進んでいくと、慰霊塔や八角亭がある。少し坂道を登れる散策道があるので、ぐるりまわってみた。桜は散りかけだけど、かすかに残るピンク色もまた良し。
ちなみに、ここでの詳細記事は、「聖天院を訪れた2014。」へどうぞ。
再び、歩き始めます。のどかだなぁ~。
こんな脇道もコースルートです。ワクワク。
高麗川にかかる高尾橋を渡る。
ピンク色の花の木。見事だな。
県道15号川越日高線、歩道橋を渡ります。
こちらは、日高市立高麗郷民俗資料館です。市内で長い間人々に使われていた農業と林業そして漁労に関する民俗資料を展示しています。入館無料。ちょいと見学してきました。
コースポイント箇所目は、「あいあい橋」です。聖天院から27分。高麗川に架かる歩行者専用橋で、平成8年(1996年)3月完成しました。全長91.2mの日本最長級の木造トラス橋です。
横から見たあいあい橋。木の造りが、好奇心をそそるね。
では、歩き渡ってみましょう。
河原では、キャンプでしょうかね。BBQ?。いいねぇ。
あいあい橋は、彩の国さいたま景観賞を受賞しています。いい景観だね。
ちなみに、ここでの詳細記事は、「巾着田、あいあい橋を歩き渡る2014。」へどうぞ。
あいあい橋に隣接して、佐島牧場があります。
広場では、動物と直接ふれあう事ができました。ポニーさん??。
とても、大人しいですね。小さな子供たちが近づいて、エサをあげていたよ。
おぉ、乗馬ですね。気持ち良さそうだな。いいなぁ。
巾着田曼珠沙華公園です。毎年9月下旬頃は、巾着田に咲く500万本のマンジュシャケ(曼珠沙華)が赤色一面に広がります。
今時期は、緑色の草がじゅうたんのように一面広がっています。春のように色鮮やかだよね。
雑木林の中、遊歩道が整備されています。並行して高麗川が流れています。
緑色一面広がる中を散策できるのは、気持ちが良いね。
小さな紫色の花びらが咲いています。
秋のシーズン、曼珠沙華は見事なんだろうな。機会があれば、訪れてみたいが...。
ちなみに、ここでの詳細記事は、「巾着田曼珠沙華公園、春の新緑散策2014。」へどうぞ。
下に見える橋は、ドレミファ橋です。高麗川にかかる渡り橋だ。
ドレミファ橋は、木製の歩道橋。冠水橋(かんすいきょう)なので、増水時には渡る事ができません。では、対岸へ渡ってみよう。
浅瀬の川。両岸に河原があって、バーベキューなどキャンプしたくなるところだな。川の水面より少し高さがあるだけの渡り橋なのがいいよね。
清流高麗川、水面が透明だ。草木の淡い新緑の色合いがまた癒されるね空間だね。
ちなみに、ここでの詳細記事は、「清流高麗川、ドレミファ橋を渡る2014。」へどうぞ。
コースポイント箇所目は、「巾着田(菜の花まつり会場)」です。黄色の絨毯が一面に広がっているね。黄色い花が咲く菜の花が見事に満開です。第6回巾着田菜の花まつりが開催されていて、多くの人が訪れていますよ。
菜の花、色鮮やかな黄色しているなぁ。菜の花の臭いがします。
菜の花畑を、ミニSL菜の花号がシュッポシュッポ汽車が走る。
踏切を通過するSL、むむっ、なんか後ろにいるのは..?。
あら、かわいい。ぬいぐるみだ。みんな なのはなまつり たのしんでる?って。
ミニSL菜の花号が菜の花畑にすっぽり入って走行。ここから見ると、乗客だけが動いているように見えるね。
すごい広い菜の花畑だね。先は若干ピンク色の桜並木。
桜並木を歩く。桜は1週間前が満開ピークだったでしょうか。その頃なら、ピンクと黄色のハーモニーが見事だったろうけどね。今は、ほんの少し桜の花びらが残っているものの、ほとんど散ってしまいましたな。
高麗郷おもてなし隊、高麗神社協力による華麗なる高句麗装束です。平成28年(2016年)は高麗郡建郡から1300年との事。
こういうイベントには、グルメも楽しもう。日高市のグルメが勢揃いだ。
まずは、1杯くいっと。地酒初しぼりを頂いた。くぅ~。
サイボクハムの和風あらびきフランク。白ゴマかつおダシのジューシーなフランクだ。豚さんと一緒にパクッ?。
こちらは、高麗神社エール。名前の通りジンジャーエールの味わいです。
最後のシメは、加藤牧場のノンホモ低温殺菌牛乳とジェラート(しぼりたてミルク)。牧場のミルクはウマイな。暖かい日だったので、1番人気の行列でした。
菜の花畑の先では、子供たちが多く集まる場所があり。
飯能青年会議所によるJCアトラクションがあり。浮島渡りがあったり、先はボルタリングがあったり...。
1番人気アトラクションでしょうか。ウォータースライダーです。それにしても、泥だらけ必至?!。
巾着田と言えば、秋の曼珠沙華が有名だけど、春の菜の花も見事ですな。黄色の花が広がる菜の花畑の景観、とても楽しめましたよ。
ちなみに、ここでの詳細記事は、「第6回巾着田菜の花まつり2014。」へどうぞ。
コースポイント箇所目は、「高麗郷古民家」です。旧新井家住宅。江戸時代末から明治時代に当時の名主の住居として建てられた古民家です。
新井家の古文書から、江戸時代末の文化、文政、天保は高麗本郷村の名主を務めていたことが分かっています。
高麗郷古民家は、2013年9月1日より一般公開開始されました。
こいのぼりがお出迎えだ。入館無料なので、ぶらり見学してみよう。
こちらは、母屋。木造の入母屋造の2階建てで、平成5年に茅葺から瓦葺に改修されています。桁行23.2m、梁間8.2mです。
建物は外観から見るだけで、中への見学はできません。
建物の造りはしっかりしてて広々。のんびり過ごせそうだな。
こちらは、客殿です。桁行12.8m、梁間5.5m。
こちらは、南土蔵。明治時代中期に建てられ、正面に出入り口と庇(ひさし)を設ける堂々とした容姿の土蔵です。
井戸がありますね。先は、竹林です。
ピンク?と黄色のコラボ景観は色鮮やかでいいね。ピンク色ではなく紫色でしょうか。ツツジの花びらです。黄色は菜の花ですな。
こいのぼりとツツジと菜の花。当時の面影を偲ばせる道沿いの石垣は必見です。
ちなみに、ここでの詳細記事は、「高麗郷古民家(旧新井家住宅)を訪れた2014。」へどうぞ。
鹿台橋を渡る。高麗川の河原沿いは、キャンプかな。
これは、水天の碑。天保年代(1830~1844)に繰り返された干ばつ、大洪水などの天災や水難事故を鎮めるために、台村の人々が建立したもの。
ゴールとなる高麗駅に着きました。この駅にも将軍標があるんだな。高麗川駅をスタートして、高麗駅にゴールまで4時間14分かかりました。まぁ、巾着田でまったり過ごしたからなぁ。
【今回のウォーキングデータ】 歩行歩数:19019歩 消費カロリー:1016.6kcal 消費脂肪量:145.2g 歩行距離:14.64km 歩行時間:3時間2分 平均時速:4.82km/h エクササイズ量:10.5Ex
渡来人の里高麗の説明があり。
ゴール受付あり。恒例の缶バッチなどを受け取る。今回は、西武鉄道のハイキング&ウォーキングの共催でもあるので、西武沿線ポイントカードで30ポイントゲットしました。
列車がやってきました。車両は、主に飯能~西武秩父間で使用されている4000系だ。
高麗駅にて、飯能行き電車で帰りました。
今シーズン(2014年度)最初の駅ハイに参加。駅ハイポイント、2ポイントゲットしました。今年もそこそこポイント貯められるかなぁ。
今回は、高麗郷歴史散策、そして、巾着田の菜の花めぐり。天気が良く、春の気持ち良いウォーキングになりました。
ちなみに、関連詳細記事は、以下のリンク先へどうぞ。
- 「高麗神社を訪れた2014。」...出世開運の神と言われている。
- 「高麗家住宅を訪れた2014。」...江戸時代初期の建物で、高麗神社神職の住宅。
- 「聖天院を訪れた2014。」...150段の階段を登った境内からの眺望が良し。
- 「巾着田、あいあい橋を歩き渡る2014。」...日本最長級のトラス橋です。
- 「巾着田曼珠沙華公園、春の新緑散策2014。」...緑のじゅうたんが広がるよ。
- 「清流高麗川、ドレミファ橋を渡る2014。」...河原から渡る渡り橋。
- 「第6回巾着田菜の花まつり2014。」...一面に広がる菜の花は見事です。
- 「高麗郷古民家(旧新井家住宅)を訪れた2014。」...江戸時代からのただすまいを今に残す。
JR東日本・駅からハイキング No.03402 「【西武鉄道共同開催】高麗郷を巡る巾着田菜の花ハイキング」 2014年4月12日(土)実施 歩行時間:約1時間30分(見学時間等を除く) 歩行距離:約6km
スタート:高麗川駅→①高麗神社・高麗家住宅→②聖天院→③あいあい橋→④巾着田(菜の花まつり会場)→⑤高麗郷古民家→ゴール:高麗駅
(各写真画像をClickすると4倍拡大表示します。)
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