駅ハイ「高崎市新町の七夕まつりと歴史散策」に行ってきた(2012.07.08)。
高崎市の玄関口「しんまち」の七夕まつりと歴史散策。
JR高崎線に乗ってやってきたところは、新町駅です。この日も週末いつもの駅ハイに参加です。今回は、2012年7月8日(日)実施、駅からハイキング「高崎市新町の七夕まつりと歴史散策」だ。
新町駅改札口付近には、七夕の飾りがしてあるね。
新町駅駅舎入口にも七夕の飾りが。まず受付を済ませ、コースマップ等を取得。
恒例の缶バッチは、E4系Maxやまびこ・Maxときなどでした。お祭り会場において引換する、かき氷無料サービス券がもらえた。夏には、ありがたいね。
噴水がある駅前ロータリー。この通りをまっすぐ進むと、七夕まつりの会場に行ける。
雨がぱらっとしそうな、どんよりとした曇り空。新町の駅ハイは初めての参加なので楽しみです。今回は、約9kmのウォーキングコース。では、頑張って歩きましょう。
歩道橋を使い、線路の反対側に出ます。
駅の反対側は、すぐ住宅街だな。
先に見える山々は、妙義山系でしょうか?。大きな山々だな。
こちらは、岡崎醤油株式会社の建物。宝歴元年(1751)創業で、大正12年(1923)にここ新町に進出してきた。
ここは、諏訪神社本宮跡です。
新町駅より熊谷寄りの踏切。電車が通過~。
住宅街を歩きます。これ、ぶどうだよね?。家庭栽培?。庭に大きなぶどうの実を付けているなぁ。
コースポイント箇所目は、「神流川合戦首塚八幡宮・胴塚稲荷神社」です。ここは、首塚八幡宮。新町駅から27分。
首塚八幡宮は、天正10年(1582)、神流川合戦で討死した武士の首を実検したので小字名になったという。首を一カ所に埋葬して一墳となしたところから、後世の人は首塚と称し無縁の霊を祀り石祠を設けた。
現在10区老人会の方々が新たに石祠を建てて霊を慰め、毎年4月に春季例祭行われている。
このあたりから、晴れ間が出てきました。雲の筋が広がっているぞ。
建物の細い隙間の先へ進んでみると、...。
こちらは、胴塚稲荷神社です。首塚八幡宮から5分。胴塚稲荷古墳で、墳丘上に「胴塚稲荷」が祀られている。胴塚とは、天正10年(1582)にあった神流川合戦で敗戦した厩橋城主滝川一益軍の戦死者の胴を集めて埋葬したものと伝えられている。
あらっ、ここは高崎市ではなく藤岡市なんだね。
再び、新町駅周辺に戻ってきた。今度は、新町駅から高崎側の踏切(七曲踏切)を渡ります。スタートしてから47分。
コースポイント箇所目は、「鐘紡公園・旧官営新町屑糸紡績所」です。胴塚稲荷神社から19分。ここは、クラシエフーズ(旧カネボウフーズ)新町工場。この施設内には、世界遺産候補に挙がっている建物があります。楽しみ~。では、見学してみましょう。
おっ、小便小僧だぁ。
世界遺産候補の建物とは、新町屑糸紡績所です。明治10年10月に開設した、日本人の手による日本で最初の洋式木造工場である。官営でスタートし、その後民間に譲渡され、明治44年から鐘淵紡績が昭和50年まで紡績を続け、新町地域の経済に大いに貢献した。
現在ではクラシエフーズ(株)のアイスクリーム工場として稼動しており、工場の敷地内に当時の木造工場と「赤レンガ倉庫」「明治天皇行幸記念碑」などがあり、正門前の鐘紡公園には、初代工場長の「佐々木長淳顕彰碑」や「絹糸紡績発祥の地碑」がある。
おっ、のこぎり屋根の工場だね。さっ、早速中に入ってみましょう。
富岡製糸場が設置されてから、わずか5年で日本人によって造られた。広い工場施設だね。
のこぎり屋根にしたおかげで、北方の光線を取り入れられます。一日中光線の色が変わらないので、繊維関係の工場で使用された。この光線のもとで見ると本来の色が見える。
むむっ、アメリカ?のような雰囲気。
当時あったものなのかな?。ポップコーンやビールとか..。う~ん、実際に設置されていたものか、ロケのセットなのかは不明。
おっ、なんか雰囲気でるねぇ。
こちらは、レンガ倉庫です。民間払い下げ後の三井時代の明治30年に、原料繭倉庫として建築された建物である。後に、製品倉庫として使われた。ここまで立派な倉庫は、県内でもなかなかない。
壁面に「新町絹糸工場」と白ペンキで書かれていて、鉄道(高崎線)からよく見えたようだ。今は消されているが、少し跡が残っている。
裏手に出て見ると、煙突?みたいのがあるね。
こちらは、大煙突の基礎です。基礎のみが残っていて、明治30年頃に造られた2代目の煙突です。この煙突は、「カネボウの大煙突」「カネボウの黒煙突」と呼ばれ、長い間工場のシンボルであった。
施設内ぐるっとまわってきました。木造のこぎり屋根工場や赤煉瓦倉庫と歴史的な建物を見学できて良かったです。
ちなみに、ここでの詳細記事は、「新町屑糸紡績所を見学した2012。」へどうぞ。
クラシエフーズ新町工場の隣には、タカナシ乳業北関東工場がある。
いゃあ、太陽が出てきたぞ。気温がぐんぐん上がってきた。
コースポイント箇所目は、「八幡神社」です。新町屑糸紡績所から5分。落合宿の守護神として応神天皇を御神体としている。本殿は、鎌倉時代の建築様式で、柱の彫刻など精巧なもので当時の名工・若狭守の工作と伝えられている。拝殿は仮屋のため改築が計られたが、費用不足のため現在になっているが、本殿は修築され宿場時代の面影が残っている。
コースポイント箇所目は、「弁財天公園」です。あらっ、行くの忘れていた。なので、写真は無し。
コースポイント箇所目は、「宝勝寺」です。八幡神社の隣。宝暦11年に大黒屋高橋治左衛門が寄進した鐘楼門で、境内には小判供養塔もある。
2月3日には、節分祭が行われている。60年以上前から続く伝統行事で、この地区の年男・年女による豆まきが行われる。また、当日は地元八幡商店会による節分福市も開催され、福茶・甘酒の無料サービスがある。
コースポイント箇所目は、「七夕まつり(駅前通・銀座通)」です。通りには、七夕の飾りがされています。
かなり大きな飾りをしていること...。
小さな子供たちによる絵付き短冊でしょうか。
閻魔大王を祀る閻魔堂。
駅前通りに出ました。屋台ばやしの披露があったね。
数は少なかったけど、大通り沿いには、屋台が出ていたよ。
から揚げを購入~。ぱくっ、美味しい。
コースポイント箇所目は、「群馬銀行新町支店(もてなし広場)」です。ここで、駅ハイ受付の時にもらったかき氷無料サービス券を使用。おぉ~、かき氷~。では、ぱくっ。シャリシャリ冷たくて美味しい~。
もてなし広場特設ステージでは、フラダンス~。
ちなみに、ここでの詳細記事は、「新町七夕まつりを訪れた2012。」へどうぞ。
コースポイント箇所目は、「明治天皇新町行在所」です。明治11年(1878)、明治天皇が北陸東海道各地を巡幸のおり、官営新町屑糸紡績所に行幸され、9月2日に新町に宿泊することになり、天皇御宿泊のために新設された。
コースポイント箇所目は、「於菊稲荷神社」です。朱色の鳥居が続くよ。宝暦年間(1751~64)、落合新宿大黒屋の遊女お菊のうえに奇跡的な霊験が顕れて以来、於菊稲荷の通称で遠近から多くの信者を集め、新町の名所となった。
境内には、寛政の大詩人・大窪詩仏の書による「冰香」が刻まれた「水屋」があり、社殿には遊女が奉納した絵馬二面「武者絵」「遊女参詣」が掲げられている。ともに新町の絵師によって描かれている。
日差しが照りつける中、とぼとぼ歩く。いゃあ~暑い。直線が続くが、この左側には、...。
この広い敷地は、陸上自衛隊新町駐屯地。
中山道、国道17号線沿いを歩く。新町検問所があるね。
おぉ、立派な建物だねぇ。ラスク工場である、ガトーフェスタ・ハラダだ。このあと、立ち寄るぞ。
コースポイント箇所目は、「神流川古戦場跡碑」です。天正10年(1582)6月、関東管領として厩橋城(前橋市)にあって北関東を制圧していた織田信長の重臣・滝川一益が本能寺の変の報に接し、主君・信長公の仇を討つため京へのぼろうとしたが、上京を阻止しようとする北条軍との間で激戦を交わしたのが神流川合戦である。戦国時代史を物語る壮絶な合戦をしのぶ記念碑である。
神流川沿いには、サイクリングロードが整備されている。
神流川を越えると、埼玉県上里町に入ります。
コースポイント箇所目は、「ガトーフェスタ・ハラダ」です。楽しみにしていたラスク工場です。それにしても、すごい立派な建物だなぁ。キリシャ建築をデザインした列柱が立ち並ぶイメージのようだ。
こちらの建物は、新本館シャトー・デュ・ボヌール(幸福の館)です。本館工場。
では、入ってみましょう。中で、ラスク工場のビデオ放映やラスクのプレゼントがありますよ。
シアタールームに入り、座席に座りました。ガトーフェスタ・ハラダの主力商品であるグーテ・デ・ロワ(GOUTER de ROI)1袋プレゼントされたよ。ソフトドリンクのサービスも有り。
では、ラスクを食べながら、ラスクが出来上がるまでのビデオ上映をみましょう。
ラスクをポリッ。味わいいいね。美味しいです。
ラスクを味わった後は、売店へ行きましょう。それにしても、すごい建物だな。
ガトーフェスタ・ハラダはラスクの他、サブレや焼き菓子、チョコレートなど美味しそうな洋菓子がいっぱい売っていた。どれにしようかなぁ~。
ちなみに、ここでの詳細記事は、「ガトーフェスタ・ハラダ本館工場にて、ラスクを頂く2012。」へどうぞ。
八坂神社の隣には、柳茶屋の芭蕉句碑があります。
コースポイント箇所目は、「諏訪神社・浄泉寺」です。こちらは、諏訪神社。古く笛木村時代からの鎮守として本屋敷(駅周辺)に祀られていたが、宝永5年(1708)現在地に移された。境内には元禄15年(1702)の銘がある新町では最も古い石鳥居「明神鳥居」がある。他に「小林穣州先生寿蔵の碑」、「諏訪神社の獅子舞」、「諏訪神社の神輿」等が保存されている。
で、これが、境内奥の方にある明神鳥居だ。新町では最古の石の鳥居です。
こちらは、笛木山専福寺です。専福寺は、真義真言宗智山派である。
こちらは、浄泉寺です。
浄泉寺境内にあり、江戸時代前期に植えられたものと思われ、高さ約25m、周囲約5.2m、樹齢約400年と推定されている。高崎市天然記念物に指定されている。それにしても、大きな大銀杏ですな。
コースマップの裏側は、食事処・甘味処マップとなっています。お昼時だし、ちょいと食事休憩だ。マップを見てみると、ソースカツ丼のお店が結構ある。高崎新町のグルメは、ソースカツ丼なのかな?。いくつか紹介されているよ。
お食事処マップに記載されていたお店の1つ。食事処「おかもと」で昼食としよう。ソースカツ丼が駅ハイ参加特典で、750円が500円に!。なんとワンコインでの提供。ありがたいね。
おっ、きましたきました。ソースかつ丼です。なめこ汁付き。では、いただきま~す。ぱくっ。もぐもぐ...。
ソースをくぐったヒレカツが2個。いいんじゃない、程よい肉の厚さだ。結構、一緒に付いていたなめこ汁が良かったり...。美味しく頂きました。
ちなみに、ここでの詳細記事は、「おかもとでソースカツ丼を食べる。」へどうぞ。
コースポイント箇所目は、「ごえん街・銀座通・駅前通」です。またまた七夕飾りが道沿いにあります。飾りの重さで傾いちゃったのかな?。道路をちょっとふさいでしまっています。
駅前通りを歩いて、新町駅へ向かいます。
ゴールとなる新町駅に戻ってきました。スタートしてからゴールまで、4時間4分かかりました。ふぅ。後半は暑かったよ...。ちなみに、ゴール受付はありません。
【今回のウォーキングデータ】 歩行歩数:17474歩 消費カロリー:735.3kcal 消費脂肪量:105.0g 歩行距離:12.23km 歩行時間:2時間37分 平均時速:4.65km/h エクササイズ量:8.6Ex
帰りも高崎線で帰ります。車内冷房効いていて気持ちいい~~。
じゃん、お土産はガトーフェスタ・ハラダでラスクとコーヒーゼリーを購入しました。家で速攻で頂いた。おいしゅうございましたよ。
今回の駅ハイは、屑糸紡績所・歴史的建造物を見学できて、ガトーフェスタ・ハラダでラスクを頂けたのが良かったよ。
ちなみに、関連記事は以下のリンク先へどうぞ。
- 「新町屑糸紡績所を見学した2012。」...のごぎり屋根工場や煉瓦倉庫の見学。
- 「新町七夕まつりを訪れた2012。」...七夕祭り、賑やかです。
- 「ガトーフェスタ・ハラダ本館工場にて、ラスクを頂く2012。」...ラスク旨し。
- 「おかもとでソースカツ丼を食べる。」...駅ハイの特典で割引サービス。
JR東日本・駅からハイキング No.05219 「高崎市新町の七夕まつりと歴史散策」 2012年7月8日(日)実施 歩行時間:約2時間15分(見学時間等を除く) 歩行距離:約9km
スタート:新町駅→①神流川合戦首塚八幡宮・胴塚稲荷神社→②鐘紡公園・旧官営新町屑糸紡績所→③八幡神社→④弁財天公園→⑤宝勝寺→⑥七夕まつり(駅前通・銀座通)→⑦群馬銀行新町支店(もてなし広場)→⑧明治天皇新町行在所→⑨於菊稲荷神社→⑩神流川古戦場跡碑→⑪ガトーフェスタ・ハラダ→⑫諏訪神社・浄泉寺→⑬ごえん街・銀座通・駅前通→ゴール:新町駅
(各写真画像をClickすると4倍拡大表示します)
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