駅ハイ「花と歴史のまち「小金宿」を散策」に行ってきた(2012.06.23)。
江戸時代には、「小金宿」として、水戸街道の江戸から4番目の宿場町として栄えた街並みを楽しみましょう。
JR常磐線に乗ってやってきたところは、北小金駅です。この日も週末いつもの駅ハイに参加です。今回は、2012年6月23日(土)実施、駅からハイキング「花と歴史のまち「小金宿」を散策」だ。近場のコースなので、遅い時間に起きても間に合うのがいいね。
快速線では、E653系特急フレッシュひたち号が通過していった。
改札を出たところで受付を済ませました。コースマップ等を取得です。
近場の千葉県松戸市のコース。今回は、約9kmのウォーキング。頑張って歩きましょう。
駅北口を出て、高架橋で線路を越えます。
こちらは、熊耳山慶林寺です。ゆうじさん けいりんじ。小金城主の子が母の霊を弔うために寺を建立したのが始まりです。
コースポイント箇所目は、「大谷口歴史公園」です。中世の城郭跡で、東葛地域で最大の勢力を誇った高城氏の居城があったところ。天文6年(1537)に完成し「開花城」と呼ばれ栄えたが、豊臣秀吉の関東攻めにより天正18年(1590)に落城。平成9年に自然と歴史にふれあうことができる公園として整備されました。
小高い丘になっている公園。階段を登っていこう。
こちらは、障子堀です。高さ2mの間仕切り(障子)が造られて、堀底を侵入してきた敵をその壁で遮る構造となっています。砂質で非常に水捌けは良くなっているそうです。
さらに階段を上っていくと、広場に出る。小金城跡地だ。別名、大谷口城。このあたり、土塁が確認されています。土塁とは、土を盛り上げて造った土手状の防御施設のことで、通常は堀を掘った土を盛り上げて造ります。
広場には、休憩所となる小屋もあります。この奥へ進んでいくと...。
こちらは、畝掘(うねぼり)が復元されています。見た目なんだかよくわからないが...。堀底に断面が蒲鉾型の畝(高さ約90cm)が堀の方向と直行する向きに連続して造られた、全国的に珍しい構造をしています。
よくわからないので、説明版にあった写真です。発掘調査後の畝掘。この施設の利点は、侵入した敵が堀底の小溝に足をとられ、横への移動がしずらくなり、その敵を狙い討てることだと云われています。この畝掘は、粘土層を掘り込んでおり、非常に滑りやすく、効果的になっているようだ。
小高い丘になっている公園で、遊歩道は緑の木々の中に覆われています。
こちらは、虎口門。ここは、金杉口と呼ばれる小金城の虎口(出入口)の1つです。小金城には、大手口(東)、達磨口(北東)、金杉口(北)、太谷口(南)の4つの虎口があったとされています。
散歩がてら歴史散策をしてみるのも良さそうな公園です。昔は小金城というお城があったんですなぁ。
ちなみに、ここでの詳細記事は、「大谷口歴史公園を訪れた2012。」へどうぞ。
バス通り沿いを歩く。松戸新京成バスの幸田循環が通り過ぎていった。
住宅街、上り坂を登っていくと、...。
東京スカイツリーを眺める事ができるスポットがあります。晴天時空気が澄んでいるとよく見えると思うが、まぁもやもやっと見える感じだな。高さは桁外れに違うな。
コースポイント箇所目は、「坂川堤」です。坂川は千葉県内を流れる江戸川水系の川で、周辺は江戸時代に新田開発されたものの、度々水害に遭った歴史を持つ。
対岸には、東洋学園大学がありますね。
しばらく、坂川沿いの遊歩道を歩いていきます。
現在は、護岸整備とともに河岸に遊歩道が整備され、市民の散歩道として親しまれています。
コースポイント箇所目は、「あんず通り」です。平成元年に整備された延長0.5kmの杏の並木道で、実のなる街路樹として親しまれている。ピンク色の花が3月から4月頃に咲き、6月から7月頃には実をつける。
とうもろこし畑??。
コースポイント箇所目は、「本土寺」です。こちらは、仁王門ですな。
本土寺は、もと源氏の名門・平賀家の屋敷跡と伝えられる地に、建治3年(1277)、領主の曽谷教信が領内の地蔵堂を移して法華堂として開堂。日蓮上人により長谷山本土寺の寺号を授かったのが始まりととれる。池上の長栄山本門寺、鎌倉の長興山妙本寺と並び朗門の山容を誇った。
本土寺と言えば、あじさい寺として有名なところですね。梅雨時期、ちょうど紫陽花の季節。多くの人が訪れているよ。拝観料は500円だが、駅ハイの特典で400円でした。先には五重塔が見えるね。
水色、鮮やかで綺麗なアジサイですね。
本土寺は、アジサイの他、ハナショウブ、紅葉など、四季折々の草花が楽しめる「花の寺」として親しまれ、訪れる人が絶えないそうだ。アジサイ10000株、ハナショウブ5000株と数の多さは見事です。
おぉ、紫色の花びらをしたあじさいです。
順路に従って歩きます。あじさいロード?、いい感じだ。
ほぅ。この白い色の花びらをした紫陽花。綺麗だなぁ。中心に水色がちょこんと付いているんだ。
おぉ、すごいところにやってきた。いゃあ、良い眺めだ。先に見える渡り廊下もいい感じ。
こちらは、花菖蒲が咲き誇っています。これまた綺麗だね。
花菖蒲も薄紫色や藍色、白色などがあり、花びらも優雅でいい感じです。
紫陽花の先には花菖蒲。コラボショット。
木々の中の遊歩道。新緑の色合いがまた素晴らしい。気持ちがいいです。紅葉時期に来てみても良さそうだね。
なんと、滝もありました。近くには、弁天様がいます。
新緑の庭園の中、紅葉がかった葉をした木もありましたよ。
本土寺へ向かう道沿いには、漬け物屋さんがあります。
いろんな、お漬物を販売していたよ。試食もあって、ちょいちょいつまんでいきました。
有料の庭園だけあって、綺麗に整備されています。季節の花を見に、散歩がてら訪れてみるのもいいかもね。
ちなみに、ここでの詳細記事は、「本土寺(あじさい寺)の見事な紫陽花2012。」へどうぞ。
水戸光圀の寄進と伝えられる本土寺の松の参道を歩いていきます。
再び、常磐線の高架陸橋を越えます。E231系快速電車が走行していった。
国道6号線根木内交差点を渡ります。ここのボーリング場「北小金ボウル」では、自分の歴代最高スコア220を出したところなんです。もうだいぶ昔の話ですけど...。その時は、1ゲーム内にストライク8回出してと絶好調~。
コースポイント箇所目は、「根木内歴史公園」です。寛正3年(1462)、高城胤忠が現在の根木内地区に築いた根木内城の城跡を公園として整備。平成18年(2006)4月に開園した。
15世紀後半頃に築城された根木内城。このあたりは、お城を築くには適した場所だったんだろうな。そんな事を考えながら、緑の公園を散策してみましょう。
木々で覆われた緑の中を進んでいくと、...。
緑草が茂った広場にでてきました。一応、芝生広場なのだが、草が少し長く伸びてしまっている。
国道6号線沿いにある公園なのだが、こんな緑広がる空間があるんだね。約10haの広さの公園だ。
園内には、土塁や土橋、空堀など戦国時代の城郭を感じさせる遺構が残されている。
さらに進んでいくと、...。公園内の低地部分には、上富士川氾濫原で、湿地があります。木の遊歩道は、いい感じ。
イヌタデなどの植物を見る事ができるそうだ。
水田?もあるなど、四季の植物が見られる自然の公園なんだね。ボランティアの方々によって、整備されているのかな?。
ちなみに、ここでの詳細記事は、「根木内歴史公園を訪れた2012。」へどうぞ。
コースポイント箇所目は、「水戸街道(国道6号線)」です。江戸から水戸に通じる幕府直轄の街道。その先は岩城相馬街道などとつながり、両道を総称して浜街道、明治以降は陸前浜街道と呼ばれた。現在は、国道6号線として整備され、関東東部の大動脈となっている。
途中、東池袋大勝軒桜ROZEOがあった。おぉ、北小金にも大勝軒があるんだぁ。つけ麺食べようかと思ったが、足が歩き疲れで立ち寄る気力無し...。
気温が上がり蒸し暑い...。コンビニでサントリー夏のはちみつレモンを購入。水分・塩分補給で熱中対策だぁ。塩はじめました~。
国道6号線北小金駅入口交差点角には花屋さんがあったな。
コースポイント箇所目は、「旧水戸街道」です。国道6号線「北小金駅入口」交差点から北に向かって1kmほどの区間は水戸街道の宿場「小金宿」の跡で、当時を想わせる建物や古寺が点在します。
ここの古い建物は、旅籠「玉屋」です。
コースポイント箇所目は、「東漸寺」です。とうぜんじ。文明13年(1481)の開基といわれ、江戸時代には徳川家康の定めた関東十八壇林(学問所)のひとつとされ隆盛を極めた。
現在も、関東屈指の文化財を誇り、樹齢300年のしだれ桜をはじめソメイヨシノ、鶴亀の松などの古木、参道の梅や山吹、アジサイ、紅葉など、四季折々の樹木が境内を彩ります。
ゴールとなる北小金駅に戻ってきました。南口はペデストリアンデッキが整備されている。
駅前ロータリーには、「小金宿」・「三跡の光」・「小金牧」の3つの碑があるな。
今回の駅ハイはゴール受付があります。ゴール受付時間は15時まで。スタートしてからゴールまで3時間29分かかりました。
ゴール受付では、恒例の缶バッチがもらえました。今回は、キハE130系水郡線愛称名「奥久慈清流ライン」でした。
【今回のウォーキングデータ】 歩行歩数:17689歩 消費カロリー:736.0kcal 消費脂肪量:105.1g 歩行距離:12.38km 歩行時間:2時間41分 平均時速:4.61km/h エクササイズ量:8.6Ex
お腹空いたので、昼食?午後のおやつ?。フレッシュベーカリー神戸屋北小金駅店にてイートインしました。蒜山ジャージーカスタードととろけるマンゴーを購入。アイスカフェラテと共に頂きました。ぱくっ。うむ、美味しいね。
帰りも常磐緩行線にて。E233系2000番台ですな。
今回のメインはなんといっても、本土寺のアジサイ。いゃあ、見事でしたな。綺麗だったよ。あと、城跡が歴史公園となり当時の雰囲気を感じられて良かったですよ。近場で土地勘のあるウォーキングコースだったので、結構楽しめたよ。
ちなみに、関連記事は以下のリンク先へどうぞ。
- 「本土寺(あじさい寺)の見事な紫陽花2012。」...さすが、アジサイの有名なスポットです。
- 「大谷口歴史公園を訪れた2012。」...元は小金城があったところなんですね。
- 「根木内歴史公園を訪れた2012。」...元は根木内城があったところなんですね。
JR東日本・駅からハイキング No.01202 「花と歴史のまち「小金宿」を散策」 2012年6月23日(土)実施 歩行時間:約2時間20分(見学時間等を除く) 歩行距離:約9km
スタート:北小金駅→①大谷口歴史公園→②坂川堤→③あんず通り→④本土寺→⑤根木内歴史公園→⑥水戸街道(国道6号線)→⑦旧水戸街道→⑧東漸寺→ゴール:北小金駅
(各写真画像をClickすると4倍拡大表示します)
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