駅ハイ「祝 国宝指定!伊能忠敬のまち佐原で雛めぐりハイキング」に行ってきた(2012.03.10)。
全国を測量して歩き日本地図を作った「伊能忠敬」を輩出したまち佐原で雛の想いにふれてみませんか。(コースマップより抜粋)
JR成田線に乗ってやってきたところは、香取駅です。う~ん、この日は雨なんです。しかも、強風。風の影響で、電車ダイヤが乱れていました。乗ってきた電車も、少し遅れての到着。
週末いつもの駅ハイに参加です。やっぱり、この天気じゃ参加者は少ないよなぁ...。
今回は、JR駅からハイキング・2012年3月10日(土)実施、「祝 国宝指定!伊能忠敬のまち佐原で雛めぐりハイキング」です。
強風雨なので、駅舎内で受付。コースマップ等を取得。恒例の缶バッチは、200系やまびこなどでした。
香取駅は成田線と鹿島線が分岐する駅でもある。香取神宮をモチーフにした駅舎です。無人駅ですが、この日は駅員さんがいて乗り越しなどの対応をしていました。
佐原の駅ハイは、2年前にも参加している。なので、コースルートは分かっています。
強風に雨と悪天候の中歩くには大変だが、せっかく訪れたので、まぁ頑張って行きましょう。今回は約10kmのコースです。
コースポイント箇所目は、「神道山古墳」です。鳥居をくぐりちょっとした山を登っていくと、古墳跡地となっている。この日は、雨という事で雨天時迂回ルートへとなった。行く事ができず、残念。
前方後円墳1基と小円墳11基から成る。古墳時代後期の古墳群(市指定史跡)。遊歩道が整備されていて、町を見下ろす展望台があります。
この日は訪れる事ができなかったが、2年前に訪れているのでその時の写真を3枚以下に掲載します。
神道山展望台からの眺め。
主墳の前方後円墳です。この前方後円墳は6世紀後半に作られたと言われています。
こちらは円墳。古墳が風化し土塁のように見えます。
ちなみに、2年前ここを訪れた時の記事は、「神道山古墳群をめぐる。」へどうぞ。
さっ、気を取り直して、次のポイントへ向かいましょう。
コースポイント箇所目は、「香取神宮」です。香取駅から徒歩で27分程。日本書紀の国譲り話に登場する経津主大神(ふつぬしのおおかみ)を祭神とし、全国に約400社ある香取神社の総本社。
こちらは、楼門です。元禄13年(1700年)に徳川幕府によって作られた。丹塗りが特徴です。
香取神宮のメインとなる拝殿は、改修工事中である。なんか残念。地震の影響なのかなぁ。
拝殿の裏側にある御本殿。黒を基調とした外観である黒漆塗りです。なんか印象的。
こちらは、旧拝殿。千葉県指定有形文化財となっている。
こちらは、さし石。若者たちが力競べで使用された石。さすがに重くて持ち上げられないよ。
こちらは、宝物館。入館料300円。国宝級の神宝類が多数所蔵されています。駅ハイ参加者特典で入館料150円で入れました。
こちらは、三本杉。1株の杉が三岐に別れている。以前訪れた時は、この木にお金(硬貨)が埋め込まれていたな。
練習艦かとりの錨(いかり)です。海上自衛隊練習艦かとりが平成10年除籍の記念として、ここ香取神宮に奉献されたものである。
朱塗りの回廊は、見事だなぁ。
おみくじひいてみました。100円硬貨をいれるとおみくじが出てくる機械式。あらっ、運勢は小吉でした。
こちらは、総門。春休みの頃には桜が綺麗でしょう。
ちょっとした庭園があります。こちらは、神池。小さな滝もあって、のんびり落ち着きましょう。
少し登り坂になる参道。雰囲気があるよ。
香取神宮で立ち寄りたいパワースポットがここ。こちらは、「要石」です。地震を鎮めさせているとされる霊石。ほとんど地中に埋まっています。
ここにぼーっと立っていると、地に足がしっかりとつくようになり、やる気や行動力が高まる効果があると言われています。
緑色っぽいところが、なんか神秘的。
無料駐車場前の入り口には、おだんご屋さんがあります。1本みたらしだんご購入しました。パクッ。
ちなみに、訪問詳細記事は、「香取神宮を訪れた2012。」へどうぞ。
コースポイント箇所目は、「旧佐原第二中学校」です。香取神宮から徒歩10分程。ドラマや映画等の撮影場所として有名な旧校舎。
今では懐かしい木造2階建ての校舎です。う~ん、いい感じだね。2年前の駅ハイの時は、校舎内見学ができたのだけど、今年は中に入れず。外観のみの見学。...残念。
1年前の大地震で、強度的に問題があるのかな?。
という事で、2年前(2010年)校舎内に入った時の写真を以下に3枚掲載します。
こちらは、廊下です。木造の床がいいねぇ。ただ、ミシッミシッと音が成るので、床穴が開いてしまうんじゃないかと、ちょっと心配。
教室に入ってみた。授業していた時を思い出す...。
水飲み場。石...歴史を感じるなぁ。
ちなみに、2年前訪問時、校舎内見学した時の記事は、「旧佐原第二中学校を訪れた。」へどうぞ。
田んぼ沿いの道でしょうか?。このあたりを歩いている時が、一番天候が悪かったな。雨の上にものすごい強風。
コースポイント箇所目は、「観福寺」です。旧佐原二中から徒歩33分。日本三大厄除弘法大師の1つに数えられています。関東厄除け三大師は、観福寺の他、川崎大師と西新井大師である。
4月になったら、しだれ桜がいい感じになるんだろうな。ここ観福寺には、伊能忠敬の墓地(遺髪をおさめた参り墓)があります。
ここでも、おみくじをひいてみたよ。自分でガラガラくじを引き、出てきた番号を確認して引き出しから1枚取る形式。えいやっとくじを引いてみたら、やったぁ「大吉」でした。うふふ。
観福寺チェックポイントにて、プレゼント引換券と伊能忠敬記念館特別入場券がもらえました。
プレゼント引換券は、5つの中から1つ選ぶ事ができる。「正上・いわし干し」、「中村屋商店・佐原の絵葉書」、「水郷佐原観光協会・佐原の栞セット」、「八木清商店・国産落花生のお菓子」、「東薫酒造・ぐい呑み」。もちろん、アレを引き換えるぞ。
特別入場券は、入場無料チケットです。(通常500円)。
この後は、佐原小江戸の街並みへ向かいます。
この建物は、与倉屋大土蔵です。醤油の醸造を行っていたところだそうです。
小野川沿いにやってきた。小江戸の雰囲気でてきたぞ。
忠敬橋付近の小野川沿い町並みだ。この川沿いは、ロケ地としても有名だね。
伊能忠敬記念館と伊能忠敬旧宅の間にかかる橋は、「樋橋」(とよはし)と言います。この橋には、仕掛けがあるんですよ。
なんと、樋橋中央部から水が流れ落ちるのです。
水が落ちるジャーという音から、この橋を「ジャージャー橋」とも呼ばれています。こういう景観なので、風情があります。
この樋橋の落水は、毎日9時から17時まで30分おきに数分水が流れ落ちます。タイミングが良いと、ジャーと流れる音が聞けますよ。日本の音風景100選に選定されています。
ちなみに、ここでの詳細記事は、「水が流れ落ちるジャージャー橋。」へどうぞ。
コースポイント箇所目は、「伊能忠敬記念館・伊能忠敬旧宅」です。この建物は、伊能忠敬記念館。日本最初の実測日本図「大日本沿海興地全図」(伊能図)を間近に見ることができます。2010年に、伊能忠敬関係資料が国宝指定されました。
駅ハイの特典で、入館500円のところ無料で入れました。
こちらは、伊能忠敬旧宅です。1年前の大地震の影響でしょうか。建物内立ち入り禁止になっていました。なので、外観だけ見る。
忠敬は、ここ佐原に30年近く住んでいたそうです。
庭には梅の花が咲いていました。つぼみ状態もまだあったな。
この橋は、忠敬橋。小江戸な街並みの中心位置だ。
天気が良ければ、小野川舟めぐりが楽しめるのだが。この日は雨の為中止。さっぱ舟で巡り、江戸情緒が残る風景を見ながら楽しめます。駅ハイ参加特定割引有り。(1200円→800円)
こちらは、「正上」。建物は千葉県有形文化財に指定されている。独自の醤油を用いた佃煮や漬物を製造販売する老舗です。
店内では、漬物や佃煮の試食があり。いい味しているね~。佐原でのロケ写真が掲示されていました。
コースポイント箇所目は、「水郷佐原山車会館」です。約300年の歴史を誇り、関東三大山車祭りに数えられる「佐原の大祭」で曳き廻される山車と、祭りに関する資料が展示されています。いゃあ、山車でっかいね。祭り用の半てんが用意されていて、試着する事ができます。駅ハイの特典で入館料割引(400円→200円)でした。
山車会館に隣接して、八坂神社があります。
こちらは、佐原町並み交流館。ここで、無料湯茶サービスがあり。シートで覆われている建物は、三菱館(旧三菱銀行佐原支店)で、県内でも有数の洋風建築。江戸のような町並みの中、このレンガ造りの近代建築は目立つ筈だったんだけど...。こちらも、1年前の大地震の影響でしょうか。外観が見えません。
館内には、金庫室跡があります。昔は大金が保管されていたのだな。
昔ながらの街並みを残す佐原だが、あちこちで建物にシートがかぶされている。大地震の影響だと思うが、以前の景観に戻るといいね。
ここは、小堀屋本店です。蕎麦屋さんです。訪れてみたかったところなんですよね。しかし、緑色のシートで建物が覆われている。ここも、1年前の大地震の影響なのでしょうか?。改修中で営業していない。が~ん。残念...。数10m離れた所に別館があるのでそちらへ行ってみました。
こちらが、小堀屋本店別館です。旧千葉銀行佐原支店の建物を利用しています。早速、入ってみよう。
この、黒~いお蕎麦を食べて見たかったんですよね。これは、黒切りそばです。日高昆布をそば粉に練り込んだ変わりそばです。200年以上前より伝えられたとの事。
天ぷら付きで注文。おぉ、黒いなぁ。では、いただきます。ぱくっ。うむ、見た目は黒いが味わいは普通のそばと同じかな。旅先の話しのネタとしていいかも。
こちらは、八木清商店。ここで、メディアでも紹介されていた「純かすてら」をお土産で購入。
こちらは、蔵元「馬場本店」です。老舗酒蔵です。
コースポイント箇所目は、「雛めぐり」です。佐原市街地では、第7回さわら雛めぐりが開催中で、各お店には、ひな壇飾られています。ここ、馬場本店では、江戸時代後期のお雛様が飾られていました。
コースポイント箇所目は、「東薫酒造」です。文政8年(1825)創業の蔵元。全国新酒鑑評会では県内最多の金賞受賞を誇ります。早速入ってみよう。
まず酒蔵見学したかったんだけど、この日はツアー団体客がいる為、ダメとの事。う~ん、残念。しかし、雛飾りの見学は可能という事で、行ってみた。
2階の仕込み部屋かな?。大きな雛飾りが飾られています。
なかなか、すごい数のお雛様だな。
雛飾りの隣の部屋では仕込み部屋?になっている。
貯蔵タンクがずらり。美味しいお酒ができあがるんだなぁ。
酒蔵に来たら、やっぱりコレです。そう、大好きな試飲コーナーです。東薫酒造の地酒がずらり。順番に頂きま~す。ぷはぁ~。おいしいね。
ちなみに、ここでの詳細記事は、「東薫酒造でひなめぐり&試飲2012。」へどうぞ。
まゆショッピングセンター駐車場にやってきた。ここでの、おもてなしプレゼントは...。
県産さつまいも3本貰えました~。おぉ。
さらに、県産育成ジャンボ落花生 新品種「おおまさり」、そして、きな粉餅にからみ餅も頂いたよ。すごいな。
観光案内所にて湯茶を頂いて...。
ゴールとなる佐原駅に到着しました。スタートの香取駅からゴールの佐原駅まで5時間13分かかりました。
【今回のウォーキングデータ】 歩行歩数:21557歩 消費カロリー:920.1kcal 消費脂肪量:131.4g 歩行距離:15.08km 歩行時間:3時間18分 平均時速:4.55km/h エクササイズ量:10.8Ex
佐原駅からはJR成田線普通列車に乗って帰りました。
今回も乗車券は、パワフル×スマイルちばフリーパスを使用しました。往復だけでも元がとれるお得なフリー切符です。
今回のお土産品。八木清商店で購入した「純かすてら」。アルコール(日本酒1%)含んだしっとりカステラ。これ美味しかったです。
油茂製油の特製ラー油です。これまた食卓のお供にGoodです。
これは外せないでしょう。東薫酒造の大吟醸 東薫「叶」です。
駅ハイのプレゼント引き換えは、もちろん、東薫酒造でぐい呑みを引き換えたよ。今宵は家で1杯。いゃあ~、美味しいですなぁ。
2年ぶりに訪れた佐原は、1年前に発生した東日本大地震の影響が未だに影響を受けている中でしたが、小江戸の街並みはやっぱりいいね。
ウォーキングマップの裏面。帰りの時間も掲載されているので助かります。
ちなみに、関連記事は以下のリンク先へどうぞ。
- 「駅ハイ「さわら雛めぐりハイキング」に行ってきた。」...2年前(2010年)にも、佐原の駅ハイに参加しました。
- 「香取神宮を訪れた2012。」...さすが香取神社の総本社。
- 「水が流れ落ちるジャージャー橋。」...風情のある水の音です。
- 「小堀屋本店で黒切りそばを食べる。」...蕎麦真っ黒です。
- 「東薫酒造でひなめぐり&試飲2012。」...もちろん試飲します。
- 「神道山古墳群をめぐる。」...2年前(2010年)の記事。
- 「旧佐原第二中学校を訪れた。」...2年前(2010年)の記事。
JR東日本・駅からハイキング No.07125 「祝 国宝指定!伊能忠敬のまち佐原で雛めぐりハイキング」 2012年3月10日(土)実施 歩行時間:約3時間(見学時間等を除く) 歩行距離:約10km
スタート:香取駅→①神道山古墳→②香取神宮→③旧佐原第二中学校→④観福寺→⑤伊能忠敬記念館・伊能忠敬旧宅→⑥水郷佐原山車会館→⑦雛めぐり→⑧東薫酒造→ゴール:佐原駅
(コースマップ画像をClickすると16倍拡大表示します)
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