駅ハイ「さわら雛めぐりハイキング」に行ってきた(2010.03.20)。
3連休の初日、20日(土)は暖かな春らしい日になりましたね。気温も18度前後までは上がったんじゃないかな。こういう時は、お散歩日和。
さて、朝早起きして、銚子行き113系電車に揺られやってきたところは、JR成田線香取駅です。のどかな風景で気持ちが良いね。ハイカー達がぞろぞろ降りていきます。
JR香取駅です。香取神宮をモチーフにした駅舎だね。Suica簡易改札機が設置されているが無人駅である。この日は、多くの人が利用するから、乗越清算等駅員が配備されていたね。
今日は、週末恒例の駅ハイ参加にやってきました。今回は、駅からハイキング「さわら雛めぐりハイキング」です。香取駅を出発して、香取神宮や佐原の町並みを巡り、佐原駅がゴールとなる約10kmのハイキングコース。初めて訪れる場所なので、とても楽しみです。
受付を済ませて、コースマップやポケットティッシュを取得。恒例の缶バッチは好きなのを1つ選ぶ事ができた。いろんな絵柄があったが、251系スーパービュー踊り子をチョイスした。
コース途中の観福寺で特典引換券を発行とあり。急いでもゆっくり歩いても特典に大きな差はありません。ゆったりと春の佐原をお楽しみくださいと...。
「大きな差はありません」という言葉が、この後、覆される事に...。
では、張り切ってウォーキング&ハイキング出発だ。
踏み切りを渡り、3分程歩くと、神道山古墳への入口にぶつかります。ここから、ちょっとした山道を登っていきます。雨だった場合や山道をスキップする場合は、左方向香取神宮方面へ進みます。
細い幅の階段をえいこらしょっと1歩1歩登っていきます。スタートしていきなりのアップ道だ。
登るのは4~5分程なので、たいした事はないが、ハーハーと呼吸は乱れております。
神道山展望広場からの眺めです。うむ、いい景色じゃ。見下ろすと、スタート地点の香取駅。先を見ると、利根川や水郷潮来方面が広がる。
コースポイント箇所目は、「神道山古墳」です。(しんどうやまこふん)。これは、前方後円墳の跡地だね。
神道山にある神道山古墳群は、前方後円墳1基と小円墳11基からなる古墳時代後期の古墳群です。
各所にボランティアの方たちがおられ、丁寧に説明してくれました。この1辺は、四季折々の植物が見られるとの事。季節に応じて植物を探してみるのもいいかもね。
ちなみに、神道山古墳群を訪れた詳細は、「神道山古墳群をめぐる。」へどうぞ。
神道山を降りてくると、のどかな畑の風景が。なんか、ほのぼのする光景がいいね。
コースポイント箇所目は、「香取神宮」です。神道山を降りてから、徒歩約15分程で到着。
こちらは、楼門。朱色の建物がなかなかである。では、中に入ってみよう。
こちらは、拝殿です。香取神宮は、日本に約400程ある香取神社の総本社である。さすがに、立派な建物だ。ひととおり、ぐるっと見て回った。
駅ハイの特典で、宝物館入館料半額(\300→\150)で入れる。
このあと、パワースポットとして知られる要石に立ち寄ってきた。
香取神宮の参道スタート地点は、香取神宮参道(香取商店会)、お店が並ぶ。
駅ハイの特典で、お土産品1000円以上購入で、消費税サービスが受けられる。
亀甲堂の厄落しだんご(100円)を頂く。焼だんごです。
香取神宮の駐車場付近には、菜の花が綺麗であります。春ですなぁ~。
ちなみに、香取神宮を訪れた時の詳細記事は、「香取神宮を訪れた。」へどうぞ。
香取神宮からは、千葉県道55号佐原山田線沿いを歩いていきます。
コースポイント箇所目は、「旧佐原第二中学校」です。香取神宮からは歩いて1kmくらいでしょうか。
木造2階建ての学校、いいですねぇ。現在は合併による廃校で使われていないが、とりあえず現存させておくようである。校舎内見学できるという事で入ってみましょう。
校舎内の廊下。うむ、いい感じですね。歩くとミシミシと音が鳴る。
今では、珍しい木造の学校なので、ロケ地としてよく使われているようだ。
ちなみに、ここでの訪問詳細記事は、「旧佐原第二中学校を訪れた。」へどうぞ。
チェックポイント箇所目は、「観福寺」です。(かんぷくじ)。日本三大厄除弘法大師の1つに数えられています。関東厄除け三大師は、観福寺の他、川崎大師と西新井大師である。
もう少し、日にちがたてば、枝垂れ桜が綺麗に咲くだろうね。
ここには、伊能忠敬の墓地(遺髪をおさめた参り墓)がある。
ここ、観福寺にて、駅からハイキング参加確認スタンプの押印、及び、プレゼント引換券がもらえる。
ちなみに、プレゼント引換券は、正上でかじめこぶの佃煮(先着150名)、八木清商店で健康食品(先着100名)、中村屋商店で佐原の絵葉書(先着300名)、東薫酒造でぐい呑み(先着200名)の4ヶ所から1箇所にて引き換えができる。
この引換券、先着扱いになっているのが、嫌~な予感がする...。ぐい呑み狙いだ。とにかく、先を急ごう!。
あずき生あんの北川商店を通り過ぎ、ここは、与倉屋大土蔵です。醤油の醸造を行っていたところだそうです。
小野川沿いにきました。水運を利用した江戸の文化を取り入れた町並みは、いいですねぇ。
さぁ、川沿いを歩いてみましょう。
忠敬橋付近の小野川沿い町並みだ。この川沿いは、ロケ地としても有名だね。
それにしても、いい風景だ。
コースポイント箇所目は、「伊能忠敬記念館」です。駅ハイの特典で、入館料割引(\500→\450)です。日本最初の実測日本図「大日本沿海興地全図」(伊能図)を間近に見ることができます。
日本地図作成を開始したのが56歳の時。日本全国地形を測量し、精度の高い日本地図を作りあげていったのだから、すごい人である。
こちらは、伊能忠敬旧宅です。ここ佐原で30年近く住んでいたそうです。ここは、無料で見学ができます。
伊能忠敬記念館と旧宅の間には、小野川が流れていて、樋橋(とよはし)が架けられている。ジャージャー橋とも呼ばれている。日本の音風景100選に選定されている。
9時から17時まで30分おきに、樋橋から水がジャージャー流れます。樋橋の落水です。
小野川舟めぐりが楽しめます。舟から見る柳越しの町並みは、とてもいいんだろうね。
駅ハイの特典で、町並みコース乗船料割引(\1200→\800)で楽しむことができる。
小野川沿いを歩いていくと、「正上」があります。独自の醤油を用いた佃煮や漬物を製造販売する老舗です。建物は千葉県有形文化財に指定されている。
試食があるよ。頂きます。旨し。雛壇が飾られていたり、ロケの写真などがあったね。
ちなみに、駅ハイ特典プレゼント(佃煮)は品切れ終了との案内が...。嫌な予感が...。
ちょっとコースを外れ、そのまま小野川沿いを歩く。開運橋にやってきた。鯉のオブジェがありますな。
お腹も空いたので、開運橋近くにあるうなぎ割烹山田を訪れた。ウォーキングしての、うなぎはまた格別。
注文時に、うなぎをご飯と別にするかご飯にのっけるかを聞かれます。
さぁ、頂きます。うむ、旨し。量もあって、満足の昼食となりました。
ハイキングコースに戻り、コースポイント箇所目は、「水郷佐原山車会館」です。約300年の歴史を誇り、関東三大山車祭りに数えられる「佐原の大祭」で曳き廻される山車と、祭りに関する資料が展示されています。いゃあ、山車でっかいね。祭り用の半てんが用意されていて、試着する事ができます。
駅ハイの特典で入館料半額(\400→\200)で入れました。
こちらは、佐原町並み交流館。ここで、無料湯茶サービスがあり。
三菱館(旧三菱銀行佐原支店)で、県内でも有数の洋風建築。江戸のような町並みの中、このレンガ造りの近代建築は目立つねぇ。
忠敬橋近くに、油茂製油がある。(あぶもせいゆ)。創業350年の老舗でラー油・ごま油の専門店だ。ごま油を使用したラー油をお土産で購入した。家で使ってみた。いい味出しているねぇ~。
忠敬橋近くにある下総佐原の蕎麦処「小堀屋本店」です。行列ですよ。
黒い色した蕎麦「黒切蕎麦」食べたかったなぁ。昆布を加工して黒い色を出しているそうで。
時間がなかったので、残念ながらスルー。
自由に見学ができる。昔の酒作りの道具などが展示されている。
コースポイント箇所目は、「雛めぐり」です。さわら雛めぐりが開催中という事もあって、佐原の各所には雛壇が飾られている。ここ馬場本店にもお雛様が飾られています。
コースポイント箇所目は、「東薫酒造」です。馬場本店とならび、佐原の酒蔵の1つである。蔵見学や試飲ができるとあって、早速入ってみましょう。
ここ、東薫酒造でも、お雛さまが飾られています。なかなか、ご立派なスケールですな。
東薫酒造の土日祝の酒蔵見学は、10時から16時まで30分おきに案内しています。
各箇所を、スタッフの方が説明・案内してくれます。
蔵見学が終わったあとは、お楽しみの試飲です。甘酒や6種類の日本酒が味わえます。ぷはぁ~ん。いい味わいです。有料で、どぶろく酒(\100)や大吟醸「叶」(\300)も味わえます。
お土産で、大吟醸「叶」300ml詰め瓶、1500円を購入しました。
ここで、駅ハイ参加特典プレゼント「ぐい呑み」が欲しかったのただが、悲しい事に配布終了との事。がっくし。先着200名は、やはりきつかった。
ここは、諏訪神社です。せっかくなので、参拝しに行ってみよう。
おいおい、歩き続けているところでの、この長く急な階段。登るのかい、オイ。
ふくらはぎの張りを感じながら、登っていく。
遠き昔より、産業開拓の神・知徳の神として、また近年では進学の神様としても尊崇されているそうです。
せっかくなので、諏訪神社から、さらに少し登ったところに、佐原公園の展望台があります。ここから、佐原市街地の風景が見渡せます。
ゴールに近づいてきました。ここ、佐原駅前観光案内所では、コーヒーの無料サービスがありました。
まゆショッピングセンターの駐車場に到着しました。ここが、今回のウォーキングのゴールとなります。ここで、つきたてのもちがプレゼントでもらえます。きなこ餅かからみ餅を選べる。
佐原駅に到着しました。いゃあ、見所いっぱいあったね。歩きまわったよ。
佐原駅舎をパチリ。プレハブの仮待合室があって、残念な構図だ。
距離は約10kmなのだが、いろいろと見所があって、佐原駅に到着したのは、陽が暮れる前だ。1日レベルのウォーキングだったね。結局、香取駅を出発してから佐原駅に到着するまで8時間14分でした。見学時間等込み。歩数は約28000歩でした。
佐原駅改札口前には、伊能忠敬翁の歩幅があります。1歩2尺3寸約70cmで、日本全国を歩きまわって、日本地図を作成していったんだね。
初めて訪れた佐原の町並み。江戸情緒があって、癒される街並みだね。また訪れてみたいです。
結局、駅ハイ参加のプレゼント引換はできませんでした。かなり残念。東薫酒造のぐい呑み欲しかったなぁ。
まっ、観光を兼ねた今回の駅からハイキング。なかなか見所満載で、このブログ記事も長々になってしまいました。とても、楽しめたよ。
ちなみに、訪れた各所の詳細記事は以下のリンク先へどうぞ。
- 「神道山古墳群をめぐる。」.....神道山に登り、歴史ある古墳を巡ってみました。
- 「旧佐原第二中学校を訪れた。」.....いい感じの木造校舎です。
- 「香取神宮を訪れた。」.....立派な神宮でしたな。パワースポット要石で行動力が高まる?。
JR東日本・駅からハイキング「さわら雛めぐりハイキング」 2010年3月20日(土)実施 歩行時間:約2時間30分(見学除く) 歩行距離:約10km
スタート:JR成田線香取駅→①神道山古墳→②香取神宮→③旧佐原第二中学校→④観福寺→⑤伊能忠敬記念館・伊能忠敬旧宅→⑥水郷佐原山車会館→⑦雛めぐり→⑧東薫酒造→ゴール:まゆショッピングセンター駐車場→JR成田線佐原駅
(コースマップ画像をClickすると16倍拡大表示します)
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またお邪魔いたしました。
佐原へは、昔張り子屋さんの鎌田さんのお宅へお邪魔しに行ったことがあるだけで、こういう雛まつりの催事があることなど知りませんでした。江戸時代のお雛様などたくさんありましたか?お雛さまに関しても少しかじってはいるので、興味津々です。
投稿: いまどき | 2010年4月 3日 (土曜日) 19時48分
こんばんわ。いまどきさん。コメントありがとうございます。
訪問時、佐原の町並みでは、「第5回さわら雛めぐり」というのを開催されていました。毎年行われているそうです。これは、40ヶ所以上の場所でお雛様70組以上の展示がされています。佐原のお雛様は、その家に伝わる雛さまを家に展示してある。古くは江戸時代から現代のものまで、それぞれに想いのあふれた雛さまです。
小野川沿いのほとんどのお店では、お雛様が飾られていました。大小様々ですが、各お店にてそれぞれ個性のある展示をされていましたよ。ただ、江戸時代など古いものかどうかは見分けがつかなくて...。
現代では、こうやってひな祭りの時期に雛壇を飾るのもなかなか難しい状況なので、こうやってひな祭り時期の文化を町全体で表現し、体験できるというのも貴重なのかも知れませんね。
投稿: さかきんぐ(管理人) | 2010年4月 4日 (日曜日) 01時11分