首都高速対距離料金シュミレート。

以前から話題にはなっていましたが．．．。首都高速道路株式会社（以下首都高速）より現在の「均一料金制」から「対距離料金制」への移行を検討しているそうだ。確かに、短距離だろうが長距離だろうが現在料金同じだからね。だから、ほんの短い区間を利用する場合は割引して欲しいと思う。（特定料金区間がありますが）。利用した距離分だけ料金を支払うという事は納得がいくところだ。しかし、一般の高速道路と同じ対距離料金制だと入口・出口にそれぞれブースが必要だし、料金所渋滞するのは目に見えている。ただここ最近はＥＴＣ利用率も高くなってきたので、その問題がほぼクリアされる状況になっている。平成20年度には移行したい模様らしい。

さて、首都高速では、対距離料金制での料金は、あくまでも１例だが、首都高速料金＝２１０円＋３１円×利用距離(km)を提示してきた。利用者の利用距離中間点が約18kmだそうだ。（半数の利用車が18km以下で残り半数が18km以上という事）。その18km利用車を770円と設定して出来た公式だ。この式に我が住む最寄の三郷ICからの料金を計算してみた。距離は所要時間案内の距離を採用。現料金は通常時のETC普通車料金とする。

• 三郷～八潮南　　　　　　5km　500円→ 370円　130円引( 26%引)
• 三郷～向島　　　　　　　15km　700円→ 680円　 20円引(  3%引)
• 三郷～銀座　　　　　　　23km　700円→ 930円　230円増( 33%増)
• 三郷～新宿　　　　　　　31km　700円→1180円　480円増( 69%増)
• 外環三郷西～新都心　33km　900円→1060円　160円増( 18%増)
• 三郷～空港中央　　　　39km　700円→1420円　720円増(103%増)
• 三郷～みなとみらい　　55km 1300円→1920円　620円増( 48%増)

実際には、長距離利用車は多少の割引はすると思うが．．。休日割引や時間帯割引等のサービスは引き継がれる？と思うけど、実質大幅値上げになる訳だし、相当反発が起きるだろうなぁ。ＥＴＣの利用率Ｕｐと借金穴埋めの為なのが良く分かる。利用者は大変だ。

現在、首都高速では料金について意見を募集している。詳細はこちらにて。

2007.09.22追記　2007年9月20日に首都高から距離別料金新料金案が提示された。その案に基づき料金シュミレートを作成してみました。「2007年9月版首都高距離別料金表(三郷IC利用編)。」の参照をどうぞ。